保育士の過去問
平成28年(2016年)後期
社会的養護 問34
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問題
保育士試験 平成28年(2016年)後期 社会的養護 問34 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、社会保障審議会児童部会社会的養護専門委員会による「児童養護施設等の小規模化及び家庭的養護の推進のために(概要)」(平成24年11月)において示された児童養護施設における小規模化及び家庭的養護の推進に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 「本体施設のケア単位の小規模化」を進め、本体施設は、全施設を小規模グループケア化(オールユニット化)していく。
B 「施設によるファミリーホームの開設や支援、里親の支援」を推進し、施設機能を地域に分散させ、施設を地域の社会的養護の拠点にしていく。
C 社会的養護の整備量の将来像として、概ね3分の1が里親及びファミリーホーム、概ね3分の1がグループホーム、概ね3分の1が本体施設という姿に変えていく。
D 将来の児童養護施設の姿は、すべて地域小規模児童養護施設とすることを推進する。
A 「本体施設のケア単位の小規模化」を進め、本体施設は、全施設を小規模グループケア化(オールユニット化)していく。
B 「施設によるファミリーホームの開設や支援、里親の支援」を推進し、施設機能を地域に分散させ、施設を地域の社会的養護の拠点にしていく。
C 社会的養護の整備量の将来像として、概ね3分の1が里親及びファミリーホーム、概ね3分の1がグループホーム、概ね3分の1が本体施設という姿に変えていく。
D 将来の児童養護施設の姿は、すべて地域小規模児童養護施設とすることを推進する。
- ( A )○ ( B )○ ( C )○ ( D )×
- ( A )○ ( B )○ ( C )× ( D )○
- ( A )○ ( B )× ( C )× ( D )○
- ( A )× ( B )○ ( C )○ ( D )○
- ( A )× ( B )× ( C )○ ( D )×
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この過去問の解説 (3件)
01
A―〇
B―〇
C―〇
D―×
Dについて、
将来の児童養護施設の姿は、『一施設につき、小規模グループケア6か所までと小規模児童養護施設1か所を 持ち、小規模グループケアは本体施設のユニットケア型のほか、できるだけグループホーム型を推進する。ま た、1施設につき概ね2か所以上のファミリーホームを開設又は支援するとともに、里親支援を行う。』と記述されている。
「社会的養護の課題と将来像」(平成23年7月とりまとめ)より、
■小規模化と施設機能の地域分散化による家庭的養護の推進 ・児童養護施設の7割が大舎制で、定員100人を超えるような大規模施設もあることから、家庭的養護の強力 な推進が必要である。
・今後は、施設の小規模化と施設機能の地域分散化を進め、
(a)「本体施設のケア単位の小規模化」を進め、本体施設は、全施設を小規模グループケア化(オールユニッ ト化)をしていく。
(b)「本体施設の小規模化」を進め、当面、本体施設は、全施設を定員45人以下にしていく。(45人以下は 現在の小規模施設加算の基準)
(c)「施設によるファミリーホームの開設や支援、里親の支援」を推進し、施設機能を地域に分散させ、施設を 地域の社会的養護の拠点にしていく。
・将来の児童養護施設の姿は、一施設につき、小規模グループケア6か所までと小規模児童養護施設1か所を 持ち、小規模グループケアは本体施設のユニットケア型のほか、できるだけグループホーム型を推進する。
また、1施設につき概ね2か所以上のファミリーホームを開設又は支援するとともに、里親支援を行う。
■本体施設の高機能化 ・児童養護施設については、本体施設を大胆に小規模化し、施設機能を地域分散化していくとともに、本体施設 は高機能化する、という将来の方向性を明確にする。
■社会的養護の整備量の将来像 ・日本の社会的養護は、現在、9割が乳児院や児童養護施設で、1割が里親やファミリーホームであるが、これを、今後、十数年をかけて、
(a)概ね3分の1が、里親及びファミリーホーム
(b)概ね3分の1が、グループホーム
(c)概ね3分の1が、本体施設(児童養護施設は全て小規模ケア)
という姿に変えていく。
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02
「社会的養護の課題と将来像」(平成23年7月とりまとめ)より小規模化と施設機能の地域分散化による家庭的養護の推進が必要とされています。
施設の小規模化と施設機能の地域分散化によりA、Bは適切です。
C 適切です。
「社会的養護の整備量の将来像」から日本の社会的養護は、現在、9割が乳児院や児童養護施設で1割が里親やファミリーホームであるが、これを、今後、十数年をかけて、
(a)概ね3分の1が、里親及びファミリーホーム
(b)概ね3分の1が、グループホーム
(c)概ね3分の1が、本体施設(児童養護施設は全て小規模ケア)
という姿に変えていく。とあります。
D × 将来の児童養護施設は本体施設を高機能化するねらいがあり、すべてを地域小規模児童養護施設にすることは推進していません。
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03
A 適切です。「本体施設のケア単位の小規模化」を進め、本体施設は、全施設を小規模グループケア化(オールユニット化)をしていく。」と定義されています。
B 適切です。)「施設によるファミリーホームの開設や支援、里親の支援」を推進し、施設機能を地域に分散させ、施設を地域の社会的養護の拠点にしていく。」と定義されています。
C 適切です。「・日本の社会的養護は、現在、9割が乳児院や児童養護施設で、1割が里親やファミリーホームであるが、これを、今後、十数年をかけて、
(a)概ね3分の1が、里親及びファミリーホーム
(b)概ね3分の1が、グループホーム
(c)概ね3分の1が、本体施設(児童養護施設は全て小規模ケア)
という姿に変えていく。」と定義されています。
D 「・将来の児童養護施設の姿は、一施設につき、小規模グループケア6か所までと小規模児童養護施設1か所を持ち、小規模グループケアは本体施設のユニットケア型のほか、できるだけグループホーム型を推進する。また、1施設につき概ね2か所以上のファミリーホームを開設又は支援するとともに、里親支援を行う。」と定義されています。
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