保育士の過去問
平成28年(2016年)後期
社会的養護 問36

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問題

保育士試験 平成28年(2016年)後期 社会的養護 問36 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、入所型の児童福祉施設における子どもの養育・支援に関する記録についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A  施設は集団生活が基本であり、集団における関わりの状況が重要なため、子ども一人一人の記録の必要はなく、生活集団ごとの様子について記録する。

B  施設は多職種の職員によってチームで児童の支援を行っているため、必要に応じて記録を共有する。

C  日々の記録は、支援計画が適切に取り組まれ、その結果効果がみられたかを確認する資料となる。

D  記録内容について職員間でばらつきが生じないように、施設内で共通の記録様式を用いるなど工夫する必要がある。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。「児童養護施設運営指針」の「子どもの養育・支援に関する適切な記録」に基づいて解説します。

A 「子ども一人一人の記録の必要はなく、生活集団ごとの様子について記録する。」ではなく、「子ども一人一人の養育・支援の実施状況を適切に記録する。」と定義されているので、この記述は✕です。

B 適切です。「子どもや保護者等の状況等に関する情報を職員が共有するための具体的な取組を行う。」と定義されています。

C 適切です。「自立支援計画について、定期的に実施状況の振り返りや評価と計画の見直しを行う手順を施設として定め、実施する。」と定義されています。

D 適切です。「記録内容について職員間でばらつきが生じないよう工夫する。」と定義されています。

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02

正解:3

A―×
B―〇
C―〇
D―〇

すべて、「児童養護施設運営指針」の「子どもの養育・支援に関する適切な記録」について言及されたものです。

Aについては、『子供一人一人の記録の必要はなく、生活集団ごとの様子について記録する。』が誤りであり、「子ども一人一人の養育・支援の実施状況を適切に記録する。」と記述されています。

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03

正解は3です。

「児童養護施設運営指針」の第Ⅱ部各論3「自立支援計画、記録」(2)「子どもの養育・支援に関する適切な記録」の内容になっています。

B、C、Dは適切です。

Aは不適切です。
同指針には「子ども一人一人の養育・支援の実施状況を適切に記録する。」とあります。

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