保育士の過去問
平成29年(2017年)前期
保育原理 問2

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問題

保育士試験 平成29年(2017年)前期 保育原理 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、「保育所保育指針」第1章「総則」の(2)「保育の方法」の一部である。
( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

·一人一人の子どもの状況や家庭及び地域社会での生活の実態を把握するとともに、子どもが( A )を持って活動できるよう、子どもの主体としての( B )を受け止めること。
·一人一人の保護者の状況やその( C )を理解、受容し、それぞれの親子関係や家庭生活等に配慮しながら、様々な機会をとらえ、適切に援助すること。
※ 「保育所保育指針」の目次や記載内容等が、指針の改定(平成30年4月1日施行)により変更されました。 この設問は平成29年に出題された設問となります。 参考1   参考2
  • ( A )安定感と充実感   ( B )意欲や態度   ( C )意向
  • ( A )安心感と充実感   ( B )意欲や態度   ( C )要望
  • ( A )安定感と信頼感   ( B )思いや願い   ( C )意向
  • ( A )安心感と信頼感   ( B )思いや願い   ( C )意向
  • ( A )安定感と信頼感   ( B )意欲や態度   ( C )要望

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

平成30年4月1日より「保育所保育指針」の改定が行われました。

Aは安心感と信頼感、
Bは思いや願い、
Cは意向です。

(厚生労働省 保育所保育指針解説書から以下引用)
保育士は子ども一人一人の生活全体を把握するとともに、家庭での生活と保育所での生活の連続性に配慮して保育することが必要です。
また、子どもの主体性を尊重し、子どもの自己肯定感が育まれるように対応していくことが重要です。

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02

正解は、4です。
 保育所保育指針は、2018(平成30)年4月に改訂版の施行となっています。
 A・B・C全て、改訂版の第1章「総則」の1「保育所保育に関する基本原則」に明記されています。Aから順に説明します。

A=安心感と信頼感
 本来の子どもの良さを発揮出来るように、「安心感と信頼感」のある場所・人に囲まれて保育を行います。
 子どもが「安定感と充実感」を持って活動出来る、という語句を選ぶと、落ち着いて満ち足りた状態で活動する、という意味になります。安心感や信頼感を持てるようになってこそ、落ち着いて行動したり、心豊かに活動出来たりするので、前後の文脈からみてもここでは適しません。

B=思いや願い
 自分の気持ちを的確に言葉で表現するのは難しい時期の、子どもの伝えたい気持ちを汲み取ります。
 「意欲や態度」は、自分を受け入れてもらってから後々に発揮される語句なので適しません。

C=意向
 それぞれの親子関係に配慮し、保護者の望む保育の在り方などへの理解を示します。子どもにとっての最善は何かを常に念頭に置き、適した援助を行います。「要望」は「意向」に含まれますので、「意向」を選択します。

よって、正解は4となります。

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03

正解は4です。

以下が正しい文章になります。

·一人一人の子どもの状況や家庭及び地域社会での生活の実態を把握するとともに、子どもが( A安心感と信頼感 )を持って活動できるよう、子どもの主体としての( B 思いや願い)を受け止めること。
·一人一人の保護者の状況やその( C意向 )を理解、受容し、それぞれの親子関係や家庭生活等に配慮しながら、様々な機会をとらえ、適切に援助すること。

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