保育士の過去問
平成29年(2017年)前期
保育原理 問3
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問題
保育士試験 平成29年(2017年)前期 保育原理 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
次の【Ⅰ群】の記述と【Ⅱ群】の法令等を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
A 1899(明治32)年、文部省令として公布され、幼稚園の保育目的、編成、保育内容などに関して国として最初の基準を定めた。
B 1926(大正15)年、わが国で最初の幼稚園に関する単独の勅令として公布された。
C 1948(昭和23)年に文部省から出された幼児教育の手引書で、幼稚園のみならず保育所や子どもを育てる母親を対象とする幅広い手引書となった。
D 1951(昭和26)年5月5日、日本国憲法の精神にしたがい、児童に対する正しい観念を確立し、すべての児童の幸福をはかるために制定された。
【Ⅱ群】
ア 児童憲章
イ 保育要領
ウ 幼稚園保育及設備規程
エ 幼稚園令
オ 児童福祉法
【Ⅰ群】
A 1899(明治32)年、文部省令として公布され、幼稚園の保育目的、編成、保育内容などに関して国として最初の基準を定めた。
B 1926(大正15)年、わが国で最初の幼稚園に関する単独の勅令として公布された。
C 1948(昭和23)年に文部省から出された幼児教育の手引書で、幼稚園のみならず保育所や子どもを育てる母親を対象とする幅広い手引書となった。
D 1951(昭和26)年5月5日、日本国憲法の精神にしたがい、児童に対する正しい観念を確立し、すべての児童の幸福をはかるために制定された。
【Ⅱ群】
ア 児童憲章
イ 保育要領
ウ 幼稚園保育及設備規程
エ 幼稚園令
オ 児童福祉法
- ( A )ア ( B )ウ ( C )エ ( D )オ
- ( A )イ ( B )ウ ( C )エ ( D )ア
- ( A )ウ ( B )ア ( C )エ ( D )イ
- ( A )ウ ( B )エ ( C )イ ( D )ア
- ( A )エ ( B )ウ ( C )イ ( D )オ
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この過去問の解説 (3件)
01
A=幼稚園保育及設備規定
明治時代の幼稚園は、日本初の幼稚園である、1876(明治9)年の「東京女子師範学校付属幼稚園」を始め著しく増加しました。しかし国としての規定は無く、東京女子師範学校付属幼稚園園則を範として運営されていました。
「幼稚園保育及設備規定」の誕生は、フレーベル会を始め、規定の明確化を要望する声の高まりにより、国として初めての基準を設けるに至りました。
B=幼稚園令
幼稚園は明治から大正に変わってもどんどん増え続け、制度面の充実を課題としました。そこで、家庭教育を補う目的として、幼稚園単独の「幼稚園令」の公布となりました。
C=保育要領
幼児教育内容調査委員会の委員長となった倉橋惣三(東京女子師範学校付属幼稚園園長)により作成されました。保育内容は12項目あり、幼児の生活に即した内容でした。1956(昭和31)年に「幼稚園教育要領」となるまで、幼稚園や家庭でのお手本となりました。
D=児童憲章
国民の規範となる内容です。法的拘束力はありません。
よって、正解は4となります。
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02
Aーウ 幼稚園保育及設備規程
・1899(明治32)年、文部省令として公布され、幼稚園の保育目的、編成、保育内容などに関して国として最初の基準を定めました。
Bーエ 幼稚園令
・1926(大正15)年、わが国で最初の幼稚園に関する単独の勅令として公布されました。
Cーイ 保育要領
・1948(昭和23)年に文部省から出された幼児教育の手引書で、幼稚園のみならず保育所や子どもを育てる母親を対象とする幅広い手引書となりました。
Dーア 児童憲章
・1951(昭和26)年5月5日、日本国憲法の精神にしたがい、児童に対する正しい観念を確立し、すべての児童の幸福をはかるために制定されました。
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03
Aはウ、「幼稚園保育及設備規程」とは幼稚園教育に関する初めての独立法令で、国家基準としての幼稚園教育の内容や方法、および幼稚園の設備等を示したものです。
Bはエ、「幼稚園令」とは14条からなり、「幼児を保育し、その心身を健全に発達させ、善良な性情を涵養し、家庭教育を補うこと」を目的としています。
「性情(せいじょう)」とはこころのこと、「涵養(かんよう)」とは少しずつ養い育てることです。
Cはイ、「保育要領」とは最初の幼稚園、保育所、家庭における幼児教育書です。
改訂されて現在の幼稚園教育要領となりました。
Dはア、「児童憲章」とは広く全国各都道府県にわたり、各界を代表する協議員が、児童憲章制定会議に参集して、3つの基本綱領と12条の本文からなる児童憲章を制定しました。
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