保育士の過去問
平成30年(2018年)前期
児童家庭福祉 問44

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問題

保育士試験 平成30年(2018年)前期 児童家庭福祉 問44 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、わが国の少子化に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  1989( 平成元 )年の合計特殊出生率は、1966( 昭和41 )年( 丙午:ひのえうま )を下回る1.57を記録した。
B  近年、女性の未婚率は上昇を続け、2010年の「国勢調査」( 総務省 )では、30~34歳の女性約3人に1人が未婚であった。
C  結婚年齢が高くなる晩婚化が進行しており、「人口動態統計」( 厚生労働省 )によると、2014( 平成26 )年における平均初婚年齢が男女ともに32歳を超えた。
D  「人口動態統計」( 厚生労働省 )によると、2014( 平成26 )年の第1子出生時の母の平均年齢は28歳未満であった。
E  「人口推計( 2015年国勢調査人口速報集計による人口を基準とした2015年10月1日現在確定値 )」( 総務省 )によると、少子高齢化に伴い、65歳以上の人口が全人口の3分の1を超えた。
  • ( A )○  ( B )○  ( C )○  ( D )○  ( E )○
  • ( A )○  ( B )○  ( C )×  ( D )×  ( E )×
  • ( A )○  ( B )×  ( C )○  ( D )×  ( E )○
  • ( A )×  ( B )○  ( C )○  ( D )○  ( E )×
  • ( A )×  ( B )×  ( C )×  ( D )×  ( E )○

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この過去問の解説 (3件)

01

A:○ 合計特殊出生率は、15~49歳の女性の年齢別出生率を合計した数値で、一人の女性が生涯で出産するであろう子どもの数を示しています。
B:○ 記述の通りです。
C:× 男性31歳、女性29歳であり、ともに32歳未満です。
D:× 30.6歳であり、28歳より年齢が上です。
E:× 25%は超えましたが、1/3までは増えていません。

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02

答え.2

A. ○です。
設問の通りです。
合計特殊出生率は「15~49歳までの女性の年齢別出生率を合計したもの」と、定義されています。
「一人の女性が、一生の間に生むとした子どもの数に相当する」と記されています。

B. ○です。
設問の通りです。
30~34歳の女性の未婚率は、2005年以降、現在まで、
だいたい横ばいで推移しています。

C. ×です。
調査結果を見ると、
男性→31.1歳
女性→29.4歳
で、男女とも32歳以下です。

D. ×です。
調査結果を見てみると、30.6歳で、28歳未満ではありません。

E. ×です。
年々、増加傾向にあるのは事実ですが、2015年度の調査では、約25%で3分の1には届いていません。
現在は、約28%です。

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03

正解は2です。

A ○ 適切です。
1.57ショックと呼ばれ、丙午という特殊要因で1.58となった1966年を下回り、過去最低の数字を記録しました。

B ○ 適切です。

C × 不適切です。
32歳ではなく、男性31歳、女性29歳です。

D × 不適切です。
2014( 平成26 )年の第1子出生時の母の平均年齢は30.6歳です。

E × 不適切です。
25%を超えていますが、3分の1を超えていません。
2019年は3588万人で28.4%となり過去最高を記録しています。

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