保育士の過去問
平成31年(2019年)前期
社会福祉 問71

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問題

保育士試験 平成31年(2019年)前期 社会福祉 問71 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、ケースの発見に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  個々の民生委員・児童委員の役割は、ケースの発見に関して、市町村全域を対象に戸別訪問を行うことである。
B  潜在的なニーズが多くある場合、相談援助者はケースの発見に積極的にならなければならない。
C  専門職同士が連携し、地域の中でネットワークを構築することは、ケースの発見に結びつく。
D  ボランティア団体が運営する居場所づくりの拠点において、そこに参加する地域住民の見守りをすることは、ケースの発見に結びつく。
  • ( A )○  ( B )○  ( C )○  ( D )○
  • ( A )○  ( B )○  ( C )×  ( D )×
  • ( A )○  ( B )×  ( C )×  ( D )○
  • ( A )×  ( B )○  ( C )○  ( D )○
  • ( A )×  ( B )×  ( C )○  ( D )×

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4番です。

A × 不適切です。
必要に応じて戸別訪問を行うことはありますが、担当地域のみであり、市町村全域ではありません。
厚生労働省によると、民生委員は、厚生労働大臣から委嘱されています。

B 〇 適切です。
相談援助者は、クライエントの思いをよく聴いていくことが求められます。

C 〇 適切です。
専門職同士が連携のために、定期的に連絡会がひらかれています。

D 〇 適切です。
何か、社会とかかわっていくことで、援助することができます。

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02

正解は4です。

A × 不適切です。
「民生委員」は、民生委員法に基づいて厚生労働大臣から委嘱された非常勤の地方公務員です。市町村全域ではなく、地域住民の身近な存在として活動しています。

B 〇 適切です。

C 〇 適切です。

D 〇 適切です。

ソーシャルワークとは、人と環境の接点に介入してくことです。そのため、問題把握も、クライエント本人だけに焦点を当てるのではなく、クライエントを取り巻く環境にも焦点を当てる必要があります。つまり、人と環境の交互作用に着目し、個別化を行いながら情報収集していくことが必要になります。

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03

Aの記述は×です。不適切な記述です。
民生委員は、その市町村全域ではなく、担当の区域の中で職務を行います。

Bの記述は○です。適切な記述です。
潜在的ニーズとは、本人が自覚あるいは感得していないとしても、ある一定基準から乖離し、その状態の解決が社会的にみて必要であるとみなされている状態を指します。

Cの記述は○です。適切な記述です。
専門職同士が連携し、ネットワークを築くことで、より充実した支援が行えるようになります。

Dの記述は○です。適切な記述です。
居場所作りの拠点とは、本来は地域の方が気軽に利用し、 支えあい、学びあったりするような場ですが、そこで触れ合うのかで支援が必要なケースが発見されることもあります。

よって正解の組み合わせは4となります。

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