保育士の過去問
令和2年(2020年)後期
保育の心理学 問79
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問題
保育士試験 令和2年(2020年)後期 保育の心理学 問79 (訂正依頼・報告はこちら)
次のA~Dのうち、エインズワース( Ainsworth, M.D.S.)がアタッチメント(愛着)の特徴を述べたものとして、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 形成過程は4段階である。
B 内的行動として示されるので観察不可能である。
C 主体的な過程であって、受動的ではない。
D 相手の感情を喚起する双方向的過程である。
A 形成過程は4段階である。
B 内的行動として示されるので観察不可能である。
C 主体的な過程であって、受動的ではない。
D 相手の感情を喚起する双方向的過程である。
- A:○ B:○ C:× D:×
- A:○ B:× C:○ D:×
- A:○ B:× C:× D:○
- A:× B:○ C:× D:×
- A:× B:× C:○ D:○
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この過去問の解説 (3件)
01
A × 不適切です。
愛着の形成過程を4段階に分けたのは、ボウルビィです。
B × 不適切です。
エインズワースは愛着の質を調べる実験法としてストレンジ・シチュエーション法を開発しました。
これは3つの場面での乳児の対応を観察する手法であり、観察不可は誤りです。
C 〇 適切です。
愛着行動は乳児による社会的信号であり、主体的な過程です。
D 〇 適切です。
愛着は保育者の感情を喚起させる双方向的過程です。
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02
エインズワース( Ainsworth, M.D.S.)は、ボウルビィが説いた愛着(アタッチメント)理論を発展させた人です。
「ストレンジシチュエーション法」を定義し、「安定型・回避型・葛藤型」の3つに分類しました。
A. ×です。
愛着の形成過程を4段階に分けたのは、「ボウルビィ」です。
「エインズワース」ではありません。
B. ×です。
エインズワースは、「ストレンジシチュエーション法」という実験観察法を定義しました。
子どもと母親のアタッチメントの発達の段階を明らかにするための、観察・記録を行います。
「観察不可能」ではありません。
C. ○です。
記述の通りです。
愛着は、子どもの主体的な過程であって、他者から与えられて起こる過程ではありません。
D. ○です。
記述の通りです。
相手の感情を喚起する、双方向的過程であると言えます。
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03
エインズワースは、
ボウルビィとともに、
アタッチメント理論を発展させた一人です。
A ×
ボウルビィが、
アタッチメントの発達を
4段階でとらえました。
B ×
愛着行動は内的な行動ではありますが、
エインズワースは、
ストレンジシチュエーション法(S S P)を利用して
アタッチメントを観察し、
4つのタイプに分類しました。
C ○
アタッチメントは、養育者など、
他の人から与えられるようなものではなく、
主体的な過程であると考えられています。
D ○
アタッチメントは、
相手の感情を喚起する双方向的な
過程であると考えられています。
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