保育士の過去問
令和2年(2020年)後期
保育の心理学 問94

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問題

保育士試験 令和2年(2020年)後期 保育の心理学 問94 (訂正依頼・報告はこちら)

次の【図】は、「少子化対策白書(平成30年版)」(内閣府)における、「6歳未満の子供を持つ夫婦の家事・育児関連時間( 1日当たり・国際比較)」である。以下の【設問】に答えなさい。

【設問】
次のA~Dのうち、【図】を説明する文として適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 日本の夫の家事・育児関連時間は1日あたり83分であり、図中7か国の中で最も低い水準であるが、そのうち育児の時間の占める割合は最も多い。
B 妻と夫の育児の時間の合計が、一番長いのは日本であり、一番短いのはスウェーデンである。
C 妻と夫の家事・育児関連時間の合計が、一番長いのは日本であり、次に長いのはドイツである。
D 夫の育児の時間が最も長いのは、アメリカである。妻の育児の時間が最も長いのは、日本である。
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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

A ○
図の一番上が日本のデータです。
右の欄が男性のデータになります。
そのうち、上段の棒グラフが、
家事育児関連時間のデータです。

1時間23分と書かれていますので、
83分、ということになります。

B ×
下段の棒グラフが、
育児時間を表しています。

各国の夫妻の育児時間の合計は、
次のようになります。
日本
3時間45分+49分
=4時間34分

アメリカ
2時間18分+1時間20分
=3時間38分

イギリス
2時間22分+1時間
=3時間22分

フランス
1時間57分+40分
=2時間37分

ドイツ
2時間18分+59分
=3時間17分

スウェーデン
2時間10分+1時間7分
=3時間17分

ノルウェー
2時間17分+1時間13分
=3時間30分

以上より、
夫妻の育児時間の合計が
一番長いのは日本、
一番短いのはフランス
となります。

C ×
上段の棒グラフが
家事・育児関連時間を
表しています。
各国ごとの、
夫妻の家事・育児関連時間の合計は、
次のとおりです。

日本
7時間34分+1時間23分
=8時間57分

アメリカ
5時間40分+3時間10分
=8時間50分

イギリス
6時間9分+2時間46分
=8時間55分

フランス
5時間49分+2時間30分
=8時間19分

ドイツ
6時間11分+3時間
=9時間11分

スウェーデン
5時間29分+3時間21分
=8時間50分

ノルウェー
5時間26分+3時間12分
=8時間38分

以上より、
夫妻の家事・育児関連時間の合計が、
一番長いのはドイツ、
次いで日本、となります。

D ○
下段の棒グラフが
育児時間を表しています。
各国の夫の育児時間は
下記のとおりです。

日本 49分
アメリカ 1時間 20分
イギリス  1時間
フランス     40分
ドイツ 59分
スウェーデン 1時間 7分
ノルウェー  1時間 13分

以上より、
夫の育児時間が最も長いのは、
アメリカとなります。

また、妻の育児時間は次のとおりです。
日本     3時間45分
アメリカ   2時間18分
イギリス   2時間22分
フランス   1時間57分
ドイツ    2時間18分
スウェーデン 2時間10分
ノルウェー  2時間17分

以上より、
妻の育児時間が最も長いのは、
日本となります。

なお、「少子化対策白書」の最新のものは、
令和2年版になります。

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02

正解は3です。

A 〇 適切です。
日本の夫の家事・育児関連時間は83分でそのうち49分が育児の時間です。
約6割近くを占めています。

B × 不適切です。
一番短いのはスウェーデンではなく、フランスです。

C × 不適切です。
一番長いのは日本ではなく、ドイツです。

D 〇 適切です。

参考になった数10

03

解答. 3
この問題は、表に書かれている内容を読み解き、
簡単な計算をすることで対応することができます。

A. ○です。
日本の夫の育児の時間が占める割合は、
約6割で最も多くなります。
しかし、家事・育児関連の時間は、
最も低くなります。

B. ×です。
妻と夫の育児の時間の合計が、
一番長いのは「日本」ですが、
一番短いのは「フランス」です。

C. ×です。
妻と夫の家事・育児関連時間の合計が、
一番長いのは「ドイツ」です。
次に長いのが「日本」になります。

D. ○です。
記述の通りです。

参考になった数4