保育士の過去問
令和2年(2020年)後期
子どもの保健 問106

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問題

保育士試験 令和2年(2020年)後期 子どもの保健 問106 (訂正依頼・報告はこちら)

次のA~Dは、保育所で子どもに薬を与える場合に関して、「保育所保育指針解説」(平成30年3月 厚生労働省)第3章「健康及び安全」( 3 )「疾病等への対応」に示されている記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 医師の診断・指示によるものに限る。
B 保護者による与薬依頼書が必要である。
C 与薬依頼書には、薬の名前・種類、使用方法の記載が必須であるが、医師名は必要に応じて記載する。
D 与薬の誤りがないように、決められた一人の保育士が行う。
  • A:○  B:○  C:×  D:×
  • A:○  B:×  C:×  D:○
  • A:×  B:○  C:○  D:×
  • A:×  B:○  C:×  D:○
  • A:×  B:×  C:○  D:○

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この過去問の解説 (4件)

01

正解は1です。

A 適切です。安全に与薬をするために、保育所での与薬は医師の診断・指示を受けたもののみとされています。

B 適切です。これも安全に与薬をするために必要なことです。保護者による与薬依頼書がない場合、保育所で与薬することはできません。

C 不適切です。『保育所において子どもに薬(座薬等を含む。)を与える場合は、医師の診断及び指示による薬に限定する。その際は、保護者に医師名、薬の種類、服用方法等を具体的に記載した与薬依頼票を持参させることが必須である。』と保育所保育指針に記載されています。保育所では複数の子どもの薬を預かります。それぞれ誤りがないよう、通院した病院の医師名まで記入された予約依頼書が必要になります。

D 不適切です。『与薬に当たっては、複数の保育士等で、対象児を確認し、重複与薬や与薬量の確認、与薬忘れ等の誤りがないようにする必要がある。与薬後には、子どもの観察を十分に行う。』と指針に記載されています。一人の保育士が与薬を行うのではなく、複数の保育士が子どもの健康状態を把握し専門的な知識を持って安全に与薬を行うことが大切です。

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02

正解は1です。

「保育所保育指針解説」(平成30年3月 厚生労働省)第3章「健康及び安全」( 3 )「疾病等への対応」⑤与薬に関する留意点を参照してください。

A 〇 適切です。
医師の診断及び指示による薬に限定するとあります。

B 〇 適切です。
保護者に医師名、薬の種類、服用方法等を具体的に記載した与薬依頼票を持参させることが必須とあります。

C × 不適切です。
与薬依頼票には医師名は必須です。

D × 不適切です。
複数の保育士等で、対象児を確認し、重複与薬や与薬量の確認、与薬忘れ等の誤りがないようにする必要があるとされています。

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03

Aは○です。適切な記述です。
投薬の指示を出せるのは医師のみです。医師の診断や指示のない与薬を行うことはできません。

Bは○です。適切な記述です。
医師による指示を受けたのち、どのような時間帯にどのようにして薬を与えるのかを詳しく記載した依頼書を提出してもらう必要があります。

Cは×です。誤った記述です。
与薬依頼書には、指示を出した医師名まで記入してもらう必要があります。これによって、もし与薬をして異常があった場合には、速やかに医師に対処を確認することができます。

Dは×です。誤った記述です。
間違いがないように、複数の職員で確認しあって与薬を行なっていく必要があります。


よって正解の組み合わせは1です。

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04

解答. 1
「保育所保育指針解説」(平成30年3月 厚生労働省)
第3章「健康及び安全」
( 3 )「疾病等への対応」
⑤与薬に関する留意点 に、記載があります。

A ○です。
医師の診断・指示によるものに限ります。

B ○です。
設問の通りです。

C ×です。
医師名の記載は必ず必要です。
与薬依頼書には、医師名、薬の 種類、服用方法等を具体的に記載する必要があります。

D ×です。
与薬の際は、複数の保育士等で、対象児を確認し、重複与薬や与薬量の確認、
与薬忘れ等の誤りがないようにする必要があります。

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