保育士の過去問
令和2年(2020年)後期
子どもの保健 問116
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問題
保育士試験 令和2年(2020年)後期 子どもの保健 問116 (訂正依頼・報告はこちら)
次のA~Eのうち、子どもの日光・紫外線への対応に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 子どもの時に浴びた紫外線の影響が、数十年後に現れる可能性がある。
B 乳児はビタミンD不足にならないよう、直射日光が皮膚に当たるようにする。
C 日焼けで水ぶくれができたら皮膚科を受診する。
D 子ども用の日焼け止めクリームは、皮膚の敏感な人用のものと同様の成分になっている。
E 日焼け止めクリームは、一回塗れば半日以上有効である。
A 子どもの時に浴びた紫外線の影響が、数十年後に現れる可能性がある。
B 乳児はビタミンD不足にならないよう、直射日光が皮膚に当たるようにする。
C 日焼けで水ぶくれができたら皮膚科を受診する。
D 子ども用の日焼け止めクリームは、皮膚の敏感な人用のものと同様の成分になっている。
E 日焼け止めクリームは、一回塗れば半日以上有効である。
- A:○ B:× C:○ D:○ E:○
- A:○ B:× C:○ D:○ E:×
- A:○ B:× C:× D:○ E:○
- A:× B:○ C:○ D:○ E:×
- A:× B:× C:○ D:× E:○
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この過去問の解説 (4件)
01
環境省から出ている『紫外線環境保健マニュアル』の内容に沿って解説します。
A 適切です。適度に日光に当たることは必要ですが強すぎる紫外線に当たるとその影響が数十年後に現れる可能性があります。
B 不適切です。ビタミンDを形成するためには日光を浴びることが必要です。しかし、乳児は大人より皮膚が薄いため、直射日光を浴びると、紫外線による体への悪影響が出るおそれがあります。乳児の日光浴をする際には日差しの強い場所を避ける、薄手の長袖の上着を着せる、帽子を着用するなどの配慮が大切です。
C 適切です。日焼けは日光によるやけどです。水ぶくれができた際は皮膚科を受診し、医師による適切な指導を受けます。
D 適切です。子ども用の日焼け止めクリームは、皮膚の敏感な人用のものと同様の成分になっており、一般の日焼け止めよりも肌に優しいものとなっています。
E 不適切です。紫外線を予防するために日焼け止めクリームは2~3時間おきに塗り直すのが良いとされています。
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02
紫外線の皮膚への影響は、太陽にあたってすぐにみられる急性傷害と、長年にわたってあたり 続けて現れる慢性傷害に分けて考えることが出来ます。長年日光を浴び続けていると、数十年後に慢性傷害として、皮膚のシミやしわ、時には良性、悪性の腫瘍が現れてくることがあります。
Bは×です。誤った記述です。
骨を強く保つ働きのあるビタミンDは、食事からの摂取以外に太陽の光を浴びることでも体内で生成されます。
しかし紫外線の浴びすぎは後々に渡って健康に悪影響を与えることもあり、さらに乳児の肌は大変敏感です。直射日光は当たらないようにした、適度な日光浴が推奨されています。
Cは○です。適切な記述です。
日焼けによる水膨れは肌を修復するための分泌液ですが、潰れたりするとそこから雑菌が入って二次感染を起こす可能性もあります。ひどい場合は皮膚科を受診し、適切な診断を受ける必要があります。
Dは○です。適切な記述です。
子どもの肌は大人に比べて弱く敏感にできています。子ども用の日焼け止めクリームも、敏感肌用と同様に肌にダメージの少ない成分で作られています。
Eは×です。誤った記述です。
製品にもよりますが、日焼け止めの効果を正しく得るためには、数時間おきに塗り直すことが必要です。汗や水、擦れで日焼け止めが落ちることもあり、さらに日焼け止めに含まれる紫外線吸収剤は、一定量の紫外線を吸収すると効果が弱まるものがあるからです。
よって正解の組み合わせは2となります。
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03
A ○です。
子どもの時に浴びた紫外線の影響が、数十年後に現れることもあります。
日頃から、適切なケアをすることが必要です。
B ×です。
ビタミンDを作るのに、紫外線が必要なことは事実です。
しかし、直射日光が皮膚に当たるようにする必要はありません。
日焼け止めクリームなどを使用し、上手く紫外線と付き合う必要があります。
C ○です。
日焼けは、水ぶくれ・むくみ・脱水・発熱などの症状を引き起こすことがありあます。
これらの症状が見られる場合は、皮膚科を受診する必要があります。
D ○です。
記述の通りです。
子どもに使用する際には、肌にやさしい日焼け止めクリームを選ぶことが大切です。
E ×です。
日焼け止めクリームは、こまめに塗り直す必要があります。
2〜3時間おきに塗り直す習慣をつけると安心です。
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04
A 〇 適切です。
子どものころに浴びた紫外線の影響が、何十年もたってから現れることがあります。
B × 不適切です。
ビタミンD不足によるくる病を避けるため、適度な日光浴は必要です。
しかし直射日光は皮膚に対するダメージが大きいため推奨されません。
C 〇 適切です。
日焼けによる水ぶくれはやけどになります。
適切な治療が必要です。
D 〇 適切です。
子ども用の日焼け止めクリームは、石鹸やお湯で落とせるものや、肌にやさしい成分で作られたものになっています。
E × 不適切です。
日焼け止めクリームはこまめに塗り直すことが大切です。
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