保育士の過去問
令和2年(2020年)後期
子どもの食と栄養 問126
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問題
保育士試験 令和2年(2020年)後期 子どもの食と栄養 問126 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、幼児期の栄養と食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 「楽しく食べる子どもに~食からはじまる健やかガイド~」(平成16年:厚生労働省)における「発育・発達過程に応じて育てたい『食べる力』」の一つとして、幼児期では「家族や仲間と一緒に食べる楽しさを味わう」をあげている。
B 幼児は、成人に比べてからだが小さく、胃の容量も小さいが、体重1kgあたりのエネルギー必要量は、成人より多い。
C 「授乳・離乳の支援ガイド」( 2019年改定版:厚生労働省)では、子ども( 1歳)の1日の食事量の目安について、主食、副菜、主菜はそれぞれ成人と同じ程度としている。
D 幼児期には、偏食する、むら食い、食欲不振などが起きやすい。
A 「楽しく食べる子どもに~食からはじまる健やかガイド~」(平成16年:厚生労働省)における「発育・発達過程に応じて育てたい『食べる力』」の一つとして、幼児期では「家族や仲間と一緒に食べる楽しさを味わう」をあげている。
B 幼児は、成人に比べてからだが小さく、胃の容量も小さいが、体重1kgあたりのエネルギー必要量は、成人より多い。
C 「授乳・離乳の支援ガイド」( 2019年改定版:厚生労働省)では、子ども( 1歳)の1日の食事量の目安について、主食、副菜、主菜はそれぞれ成人と同じ程度としている。
D 幼児期には、偏食する、むら食い、食欲不振などが起きやすい。
- A:○ B:○ C:○ D:×
- A:○ B:○ C:× D:○
- A:○ B:× C:× D:○
- A:× B:○ C:× D:○
- A:× B:× C:○ D:×
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この過去問の解説 (4件)
01
A 適切です。「楽しく食べる子どもに~食からはじまる健やかガイド~」(平成16年:厚生労働省)における「発育・発達過程に応じて育てたい『食べる力』」の一つとして、幼児期では「家族や仲間と一緒に食べる楽しさを味わう」をあげています。他には「おなかがすくリズムがもてる」「食べたいもの・好きなものが増える」「栽培・収穫・調理を通して食べ物に触れはじめる」「食べ物や身体のことを話題にする」があげられます。
B 適切です。幼児は、成人に比べてからだが小さく、胃の容量も小さいが、体重1kgあたりのエネルギー必要量は、成人より多く、その量は3~5歳で54.8kcalとなっています。
C 不適切です。子ども( 1歳)の1日の食事量の目安について、「穀類80~90」「野菜・果物40~50」「魚15~20・肉15~20・豆腐50~55・卵(全卵2分の1~3分の2・乳製品100」と設定されています。
D 適切です。幼児期は、味覚の発達により、偏食する、むら食い、食欲不振などが起きやすいです。
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02
「楽しく食べる子どもに~食からはじまる健やかガイド~」は「発育・発達過程に応じた育てたい”食べる力”」の目標を定めています。
A 〇 適切です。
幼児期の目標の一つです。
B 〇 適切です。
幼児期は成長が盛んで活動が活発なので、体重1㎏あたりに必要なエネルギーや栄養素の量は大人より多くなるとされています。
C × 不適切です。
1歳の子どもの1日の食事量の目安について、主食、副菜、主菜は成人と同じではありません。
D 〇 適切です。
他に「遊び食べをする」「食べるのに時間がかかる」などがあります。
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03
A ○です。
「楽しく食べる子どもに~食からはじまる健やかガイド~」
4 発育・発達過程に応じて育てたい『食べる力』
2)幼児期 に、記載があります。
他にも、
・お腹が空くリズムがもてる
・食べたいもの、好きなものが増える
・栽培、収穫、調理を通して、食べ物に触れはじめる
・食べ物や身体のことを話題にする
といった項目があります。
B ○です。
記述の通りです。
おやつの時間などを活用し、必要なエネルギーの摂取が必要です。
C ×です。
「授乳・離乳の支援ガイド」
Ⅱ 授乳及び離乳の支援
Ⅱー2 離乳の支援
2 離乳の支援の方法
(6)離乳の進め方の目安 に、記載があります。
成人と子どもでは食事量の目安は異なります。
改訂された「授乳・離乳の支援ガイド」では、1回当たりの目安量として、
必要な量をグラム数で示しています。
D ○です。
記述の通りです。
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04
「楽しく食べる子どもに~食からはじまる健やかガイド~」(平成16年:厚生労働省)における「発育・発達過程に応じて育てたい『食べる力』」の一つとして、幼児期では「家族や仲間と一緒に食べる楽しさを味わう」が挙げられています。
Bは○です。適切な記述です。
幼児期は成長も著しく、活動量も大きいので、体重1kgあたりのエネルギー必要量は、成人より多くなっています。
Cは×です。誤った記述です。
成人と子どもでは食事量の目安は異なります。
Dは○です。適切な記述です。
幼児期には、偏食する、むら食い、食欲不振などが起きやすいので、さまざまな工夫が必要です。
よって正解の組み合わせは2となります。
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