保育士の過去問
令和3年(2021年)後期
保育原理 問1
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問題
保育士試験 令和3年(2021年)後期 保育原理 問1 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文のうち、「保育所保育指針」第1章「総則」の(5)「保育所の社会的責任」に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 子どもの人権に十分配慮するとともに、子ども一人一人の人格を尊重して保育を行うこと。
B 保護者や地域社会に保育所が行う保育の内容を適切に説明するよう努めること。
C 入所する子ども等の個人情報を適切に取り扱うとともに、保護者の苦情などに対し、その解決を図るよう努めること。
D 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿について、地域の小学校と合同の研修を行うよう努めること。
A 子どもの人権に十分配慮するとともに、子ども一人一人の人格を尊重して保育を行うこと。
B 保護者や地域社会に保育所が行う保育の内容を適切に説明するよう努めること。
C 入所する子ども等の個人情報を適切に取り扱うとともに、保護者の苦情などに対し、その解決を図るよう努めること。
D 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿について、地域の小学校と合同の研修を行うよう努めること。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は「1」です。
A:○ B:○ C:○ D:×
A:○ 子どもの人権に配慮し一人ひとりの人格を尊重することが求められます。
B:○ 保育士の専門的知識や技術を活かし入所する児童の保護者や地域との様々な社会資源との連携を図りながら支援等を行いましょう。
C:○ 保育士と名乗って勤務している間も、保育士でなくなった後でも、正当な理由なく業務に関して知りえた人の秘密を漏らしてはいけません。また、保護者等から苦情があった場合は解決を図るようにしましょう。
D:×です。 「保育所保育指針」第1章「総則」の(5)「保育所の社会的責任」の内容ではありません。
類似した内容が第2章「保育の内容」の4保育の実施に関して留意すべき事項の(2)小学校との連携に記載されています。
(イ) 保育所保育において育まれた資質・能力を踏まえ、小学校教育が円滑に行われるよう、小学校教師との意見交換や合同の研究の機会などを設け、第1章の4の(2)に示す「幼児期の終わりまでに育って欲しい姿」を共有するなど連携を図り、保育所保育と小学校教育との円滑な接続を図るよう努めること。
となっています。
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02
正解は1です。
A:○
保育所における保育という営みが、子どもの人権を守るために、法的・制度的に裏付けられていることを認識しておく必要があります。
B:○
保育所は地域に開かれた社会資源であることが求められているので、保護者だけでなく地域社会にも開示していく必要があります。
C:○
保育所は苦情受付から解決までの手続きを明確化し、苦情対応の体制を整備する必要があります。
D:×
第1章「総則」の(5)「保育所の社会的責任」の内容ではありません。
第1章「総則」の4「幼児教育を行う施設として共有すべき事項」の(2)幼児期の終わりまでに育ってほしい姿に小学校の教師と幼児期の終わりまでに育ってほしい姿を共有するなど、保育所保育と小学校教育の円滑な接続を図ることが大切であるとされていますが、合同の研修については触れられてはいません。
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03
正解は1です。
Aは○です。子どもの人権に配慮しそれぞれの人格を尊重することが必要です。
Bも○です。 保育士としての専門的知識や技術をいかすだけでなく、入所する
児童の保護者や地域との連携を図りましょう。
Cも○です。 児童福祉法 (秘密保持義務) 第 18 条の 22にも保育士という業務
の中で知りえた人の秘密を漏らしてはいけないと明記されています。
また、保護者等から苦情があった場合は解決を図るようにすべきで
す。
Dは×です。 「保育所保育指針」第1章「総則」の(5)「保育所の社会的責任」の
内容ではありません。「保育所保育指針」第2章「保育の内容」の
4保育の実施に関して留意すべき事項の(2)小学校との連携
という箇所に、小学校教師との意見交換や合同の研究の機会などを
設け、第1章の4の(2)に示す「幼児期の終わりまでに育って欲しい
姿」を共有するなど連携を図るべきだと書かれています。
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