保育士の過去問 令和4年（2022年）前期 社会的養護 問4

正解は３です。

記録は、子どもや家族の状況がそこに反映するのみならず、職員のその子どものとらえ方や家族に対しての思いも表現されます。（　客観的　）にとらえ記録していくよう心がけても、そこにはその職員の（　価値観　）が反映されてきます。そうした記録の内容を振り返ることにより、子どもの理解の仕方や自分の（　価値観　）、こだわりがどこにあるのかを知り、子どもへの関わりに活かすことが求められます。その一方で、記録は養育を（　引き継いで　）いくための重要な資料です。子どもの問題行動についての記述も大切ですが、子どもの変化への気づきや成長を感じたエピソードなども重要な情報であることも忘れてはなりません。

人の見え方は一人ひとり違って見えるので個人の感情が記録に入らないように、意識することは大切です。子どもの性格や行動面を見る人に伝わりやすい文章で書かなければいけません。

正解は３です。

A.客観的

B.価値観

後述に注目します。

（　A　）にとらえ記録していくよう心がけても、そこにはその職員の（　B　）が反映されてきます。

とあるので、（A）と（B）には対となる語群が入ると考えられ、（B）の直前には「職員の」とあるので、（B）には各個人に関係する語群が入ると想定できます。

そのため、第三者という意味でも（A）には「客観的」が入ります。

また（B）ですが、記録するにあたり反映されやすいのは各職員の習慣より価値観です。客観的という言葉の対を考えると個人の価値観と考えられます。

C.引き継いで

養育は途切れのないようにする必要があります。