保育士 過去問
令和6年(2024年)後期
問136 (子どもの食と栄養 問16)
問題文
次のうち、牛乳・乳製品に関する記述として、適切なものを2つ選びなさい。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
保育士試験 令和6年(2024年)後期 問136(子どもの食と栄養 問16) (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、牛乳・乳製品に関する記述として、適切なものを2つ選びなさい。
- 「6つの基礎食品群」において、牛乳・乳製品は、小魚とともに第5群に分類されている。
- 「食事バランスガイド」(平成17年厚生労働省・農林水産省)に示されている5つの料理区分に「牛乳・乳製品」は含まれていない。
- 「授乳・離乳の支援ガイド」(2019年厚生労働省)では、牛乳を飲用として与える場合は、1歳を過ぎてからが望ましいとされている。
- 「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」(文部科学省)では、豆乳は「乳類」に分類されている。
- 「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針」(令和3年厚生労働省)において、「「主菜」を組み合わせてたんぱく質を十分に」が示されている。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (2件)
01
この問題では、牛乳・乳製品の記述について正誤判断が素早くできるかどうかがポイントです。
以下の解説では、問題内の記載されているところついて詳しく記述していきます。
×:牛乳・乳製品は第2群に分類されています。
◇6つの基礎食品群とは・・・
5大栄養素(炭水化物・脂質・たんぱく質・ミネラル・ビタミン)の摂取に必要とされている基礎食品です。
以下の6つの分類をおさえておきましょう。
*1群(たんぱく質) 魚・肉・大豆
*2群(カルシウム) 牛乳・乳製品・海藻
*3群(カロテン) 緑黄色野菜
*4群(ビタミンC) 淡色野菜・果物
*5群(糖質性エネルギー) 米・いも類・砂糖
*6群(脂肪性エネルギー) 油脂類
×:牛乳・乳製品も含まれています。
◇食事バランスガイドとは・・・
1日に何をどれだけ食べたらよいかを示したものです。
バランスが良いと倒れにくいイメージでコマのイラストが用いられています。
以下の5つの区分をおさえておきましょう。
*主食(ごはん、パン、麺)
*副菜(野菜、きのこ、海藻、いも)
*主菜(肉、魚、卵、大豆)
*牛乳・乳製品
*果物
〇:授乳・離乳の支援ガイドに記載されています。
牛乳は腸や腎臓への負担になるため、
1歳過ぎてからの飲用が推奨されています。
◇授乳・離乳の支援ガイドとは・・・
保健医療従事者が妊産婦や子どもの支援を共有して進められることを目的に作成されました。
×:豆乳は豆類に分類されています。
◇日本食品標準成分表とは・・・
一般的に販売されている食品の栄養成分を数値化して結果をまとめた表のことです。
〇:【「主菜」を組み合わせ たんぱく質を十分に】と記載されています。
◇妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針とは・・・
お母さんと赤ちゃんが健康な毎日を送れるよう、
10ポイントの指針が示されています。
以下は10ポイントのうち食事が関わる部分をまとめたものです。
*バランスの良い食事をする
*主食でエネルギーをとる
*副菜でビタミン・ミネラルの補給をする
*主菜でたんぱく質をとる
*乳製品、小魚などでカルシウムをとる
牛乳・乳製品の分類や記述をおさえておきましょう。
参考になった数5
この解説の修正を提案する
02
牛乳、乳製品は子どもの成長において大切な栄養です。
不適切です。
牛乳・乳製品は小魚とともに第2群に含まれます。
第5群に含まれるのは穀類、イモ類、砂糖です。
不適切です。
牛乳・乳製品は5つの料理区分に含まれています。
1日の摂取目安は、2つ分(牛乳一本分)です。
適切です。
1歳を過ぎるまで与えてはいけないものははちみつです。
ボツリヌス症を発症する可能性があります。
不適切です。
豆乳は乳類ではなく、納豆や豆腐と同様に豆類に分類されています。
適切です。
妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針として、10の項目が示されました。
その一つが上記のものです。
参考になった数3
この解説の修正を提案する
前の問題(問135)へ
令和6年(2024年)後期 問題一覧
次の問題(問137)へ