保育士 過去問
令和6年(2024年)後期
問159 (保育実習理論 問19)

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問題

保育士試験 令和6年(2024年)後期 問159(保育実習理論 問19) (訂正依頼・報告はこちら)

次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
児童養護施設に入所しているWちゃん(7歳、女児)は、週末に母親が面会に来る予定があり、嬉しそうにしていた。しかし、母親から前日に「面会に行くことができなくなった」と連絡が入った。
Wちゃんはその後、実習生Qさんに「これを読んで」「一緒にいて」など、いつもより命令口調で言い、「聞いてくれないならここに来ないで」と言ったため、Qさんが咎めたところ、Wちゃんは泣き出し、その日はその後Qさんとは口をきかなかった。その日の実習指導担当保育士との振り返りで、Qさんはそのエピソードとともに、「相手が嫌な気持ちになるような言い方は良くないと伝えることが大切だと思って注意しましたが、うまく関わることができませんでした。『自分は職員としての適性がないのだな』と思って落ち込みました」と話した。

【設問】
次のうち、実習生Qさんに対する実習指導担当保育士の対応として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

A  母親の面会が中止になったことは、Wちゃんの言動にどのような影響があったと考えられるか、Qさんと話し合った。
B  「Wちゃんの言動はただのわがままであり、どのような背景があろうともしっかり注意することが大切です」と伝えた。
C  WちゃんとQさんの関係を配慮して、Qさんを別のグループに配属することにした。
D  Qさんが考える「職員に求められる力量」と自身の実習の状況について、Qさんと話し合った。
  • A:○  B:○  C:○  D:×
  • A:○  B:○  C:×  D:○
  • A:○  B:×  C:×  D:○
  • A:×  B:×  C:○  D:○
  • A:×  B:×  C:○  D:×

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この過去問の解説 (1件)

01

事例問題です。

実際の現場を想像しながら解答しましょう。

 

A適切です。

Wちゃんの言動の背景を一緒に考えます。

母親の面会が中止にならなければ、Wちゃんの言動は普段通りだったかもしれません。

 

B不適切です。

Wちゃんの言動はわがままではなく、母親が面会に来られなかったことが影響していると考えられます。

わがままだと決めつけることはよくありませんし、Wちゃんの背景を探りながら接することが大切です。

 

C不適切です。

Qさんを別のグループへ配属してしまうと、Qさんの学ぼうという姿勢やWちゃんとの関係が崩れてしまいます。

そのままグループを変更しない方が良いです。

 

D適切です。

実習生のQさんと一緒に保育者の資質や能力、力量について考えることは大切です。

実習指導担当保育士の考えも合わせながら話し合えると良いでしょう。

選択肢3. A:○  B:×  C:×  D:○

正しい組み合わせです。

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