保育士 過去問
令和6年(2024年)後期
問160 (保育実習理論 問20)

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問題

保育士試験 令和6年(2024年)後期 問160(保育実習理論 問20) (訂正依頼・報告はこちら)

次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
N君(12歳、男児)は、母親からのネグレクトで3歳から児童養護施設に入所している。実習生Mさん(女性)は、N君のいるホームに配属された。N君は、実習初日にMさんの腕をつかもうとしたり、膝のうえに乗ろうとしたりと身体接触を含んだ関わりを求めてきた。事前の実習指導で児童との身体接触については留意する必要があることを学んでいたが、このような状態が2日間続き、MさんはN君が関わりを求めてくれるのは嬉しいと思ったが、「やめて」と言うと関係を崩しそうで、N君に対して何も言えなかった。この後、Mさんは実習指導担当保育士にN君の件を相談した。

【設問】
次のうち、実習生Mさんに対する実習指導担当保育士の対応として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

A  MさんがN君に何も言えなかったことを話題にして、自己覚知を促す。
B  N君の取った行動の背景に何があるのかを考察するよう指導する。
C  身体接触ではなく、言葉によるコミュニケーションを図るよう指導する。
D  Mさんに、困ったら速やかに職員に相談するよう指示する。
  • A:○  B:○  C:○  D:○
  • A:○  B:○  C:○  D:×
  • A:○  B:○  C:×  D:○
  • A:×  B:○  C:×  D:○
  • A:×  B:×  C:○  D:○

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この過去問の解説 (1件)

01

事例問題です。

場面を想像しながら解答しましょう。

 

A適切です。

自己覚知とは、自分で自分のことを俯瞰して見ることで、考えや行動を理解することです。

自分で考える時間をとることも善いことでしょう。

 

B適切です。

N君の行動の背景には何かN君なりの考えがあるはずです。

考察を促すことは、実習生の学びへとつながります。

 

C適切です。

「言葉によるコミュニケーション」は、N君が相手に自分の想いを言葉で伝える練習にもなります。

N君が「~したい」「~してほしい」などを言葉で伝えられるようにコミュニケーションを図りたいですね。

 

D適切です。

Mさんの立場は実習生です。

何かあれば施設の職員が対応できるように伝えておきましょう。

Mさんの安心感へもつながります。

選択肢1. A:○  B:○  C:○  D:○

正しい組み合わせです。

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