医療事務技能審査試験(医科)の過去問 | 予想問題
2021年5月公開問題
問60

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問題

医療事務の過去問/予想問題 2021年5月公開問題 介護保険制度の概要 問60 (訂正依頼・報告はこちら)

介護保険制度についての記述として、誤っているものを1つ選びなさい。
  • 介護保険法は平成12年に施行された法律である。
  • 介護保険は、被保険者の要介護状態等に対して必要な給付を行う。
  • 介護保険の保険者は都道府県を単位とする広域連合である。
  • 介護保険の被保険者は「第1号被保険者」と「第2号被保険者」に分類される。
  • 介護保険の給付は、介護サービスによる現物給付である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

1

選択肢文の通りです。介護保険法は、平成9年に公布され、平成12年に施行されました。

2

選択肢文の通りで、要介護、要支援と認定された場合に必要な給付を行います。

3

介護保険の保険者は、全国の市町村および特別区です。

4

選択肢文の通りです。被保険者は65歳以上の第1号被保険者と40歳から64歳までの第2号被保険者に分類されます。

5

選択肢文の通りです。介護サービスは、基本的には現物給付です。(福祉用具購入や住宅改修費等は、一旦全額支払い、後日保険者に申請し、9割を保険給付として受け取る償還払いとなります。)

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02

介護保険制度は、医療保険制度と似て非なるものです。

たとえば、被保険者の対象が40歳以上であり、第1号被保険者と第2号被保険者があることや、サービス利用に関しても、要介護認定を受けないと介護保険でのサービス利用ができないことなどがそうです。こういった違いに着目しながら、覚えていくとよいでしょう。

では、問題を見てみましょう。

選択肢1. 介護保険法は平成12年に施行された法律である。

正しいです。

制定は平成9年12月17日ですが、施行は平成12年4月1日です。

選択肢2. 介護保険は、被保険者の要介護状態等に対して必要な給付を行う。

正しいです。

要介護認定を行い、要介護1~5または要支援1,2と認定された人に対して必要な給付が行われます。

選択肢3. 介護保険の保険者は都道府県を単位とする広域連合である。

誤りです。

介護保険の保険者は市区町村です。

選択肢4. 介護保険の被保険者は「第1号被保険者」と「第2号被保険者」に分類される。

正しいです。

第1号被保険者は65歳以上の人を、第2号被保険者は40歳以上65歳未満で医療保険に加入している人を対象にしています。

選択肢5. 介護保険の給付は、介護サービスによる現物給付である。

正しいです。文のとおりです。

参考になった数2

03

正解は3番です。

3→介護保険の保険者は市町村および特別区です。

4→第1号被保険者は、市町村の区域内に住所がある65歳以上の者で、第2号被保険者は市町村の区域内に住所がある40歳以上65歳未満の医療保険加入者です。

5→「現物給付」とはサービスそのものを提供する方式の給付のことです。

参考になった数0