医療事務技能審査試験(医科)の過去問 | 予想問題
2021年10月公開問題
問7

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問題

医療事務の過去問/予想問題 2021年10月公開問題 診療報酬等・薬価基準・材料価格基準の基礎知識 問7 (訂正依頼・報告はこちら)

次の中から、誤っているものを選びなさい。
  • 処置とは、メスを使わず行う手当のことで、医師が行う。
  • 時間外・休日・深夜に行われた処置は、150点以上のもののみ、時間外等の加算を算定することができる。
  • 処置はその難易度に関わらず費用を算定することができる。
  • 創傷処置とは、切創に対する処置や、術後の手当のことである。
  • 創傷の範囲とは、被覆すべき創傷面の広さであり、異なる部位にある場合にはそれぞれの処置面積を合算した広さの範囲を処置の算定に使用する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

1.診療報酬上の分類で似ている「処置」と「手術」がありますが、メスを使用するものが「手術」です。

2.150点以下の診療内容には時間外の加算を算定できません。

3.創傷処置など難易度の低いものは初診・再診料に含まれ算定できないものもあります。

4.創傷とは、手術による皮膚切開の傷も含みます。

5.創傷の範囲とは、異なる部位にある場合それぞれの処置面積を合算した広さになります

参考になった数5

02

この問題は処置に関する事柄です。

常識を問うようなものや診療報酬点数表で規定されているものも含まれています。

では、問題をみていきましょう。

選択肢1. 処置とは、メスを使わず行う手当のことで、医師が行う。

正しいです。

メスを使うものは手術になります。

また医師の指示により、看護師が実施できる処置もあります。

選択肢2. 時間外・休日・深夜に行われた処置は、150点以上のもののみ、時間外等の加算を算定することができる。

正しいです。

文のとおりです。

なお、この150点は処置の所定点数のことをいい、処置で使用した薬剤料などは含みません。

選択肢3. 処置はその難易度に関わらず費用を算定することができる。

誤りです。

処置の中には初診料や再診料といった基本診療料に含まれるものがあります。

選択肢4. 創傷処置とは、切創に対する処置や、術後の手当のことである。

正しいです。

切創だけでなく、擦過傷なども対象です。

選択肢5. 創傷の範囲とは、被覆すべき創傷面の広さであり、異なる部位にある場合にはそれぞれの処置面積を合算した広さの範囲を処置の算定に使用する。

正しいです。文のとおりです。

ただし、同一疾病又はこれに起因する病変の場合です。

参考になった数2

03

医科診療点数「処置」に関する項目です。

各項だけでなく通則にも目を通し正しい算定を理解しましょう。

選択肢1. 処置とは、メスを使わず行う手当のことで、医師が行う。

正しいです。医師だけでなく、看護師、理学療法士や作業療法士などによる医療行為も含まれます。

選択肢2. 時間外・休日・深夜に行われた処置は、150点以上のもののみ、時間外等の加算を算定することができる。

正しいです。入院中以外の患者に対して行われる150点以上の処置は、時間外等の加算を算定することができます。

選択肢3. 処置はその難易度に関わらず費用を算定することができる。

誤りです。難易度の低いものは初診料・再診料に含まれ別に算定できないものがあります。

選択肢4. 創傷処置とは、切創に対する処置や、術後の手当のことである。

正しいです。創傷処置とは、創部に対する簡単な消毒や薬剤塗布、ガーゼ貼付などの処置のことです。手術創に対するガーゼ交換なども創傷処置で算定します。

選択肢5. 創傷の範囲とは、被覆すべき創傷面の広さであり、異なる部位にある場合にはそれぞれの処置面積を合算した広さの範囲を処置の算定に使用する。

正しいです。処置の範囲は被覆すべき創傷面の広さ、軟膏処置を行うべき広さのことであり、異なる部位であっても処置面積を合算して算定をします。

参考になった数0