医療事務技能審査試験(医科)の過去問 | 予想問題
2021年10月公開問題
問10

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問題

医療事務の過去問/予想問題 2021年10月公開問題 診療報酬等・薬価基準・材料価格基準の基礎知識 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

次の中から、誤っているものを選びなさい。
  • 病理標本作製料は、1臓器または1部位につき算定する。
  • X線撮影の診断料は、アナログ撮影かデジタル撮影かにより点数が異なっている。
  • 核医学診断とは、ラジオアイソトープ(放射線同位元素)を用いて各臓器・部位の放射線量を測定することで画像診断を行うものである。
  • コンピューター断層撮影診断には、CT検査とMRI検査が含まれるが、使用機器のスペックにより点数が異なる。
  • CT検査およびMRI検査を月に2回以上行った場合、診断料はその都度算定できる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は5です。

1.病理標本作製料は、1臓器または1部位についての算定です。 例として気管支と肺は1臓器とするなど臓器により決まりがあります。

2.X線撮影の診断料は、アナログ撮影かデジタル撮影かにより点数は異なります。

3.ラジオアイソトープ(放射線同位元素)を用いて各臓器・部位の放射線量を測定することを核医学診断といいます。

4.CT検査には16列、64列など、MRIには1.5テスラ、3テスラなどの規格があり、使用機器のスペックにより点数が異なります。

5.CT検査およびMRI検査の診断料は月に1回までとなっています。

参考になった数6

02

この問題は画像診断を中心に出題されています。(1つ病理診断が入っていますが…)

どれも診療報酬点数表の通則や注意事項など細かいところまで読まなくても答えられる問題です。では、問題を見ていきましょう。

選択肢1. 病理標本作製料は、1臓器または1部位につき算定する。

正しいです。

例えば、病理組織標本作製の組織切片によるものは「1臓器につき」の算定ですが、

セルブロック法によるものは「1部位につき」算定となっています。

選択肢2. X線撮影の診断料は、アナログ撮影かデジタル撮影かにより点数が異なっている。

正しいです。

文のとおりです。

選択肢3. 核医学診断とは、ラジオアイソトープ(放射線同位元素)を用いて各臓器・部位の放射線量を測定することで画像診断を行うものである。

正しいです。

文のとおりです。

選択肢4. コンピューター断層撮影診断には、CT検査とMRI検査が含まれるが、使用機器のスペックにより点数が異なる。

正しいです。

文のとおりです。

選択肢5. CT検査およびMRI検査を月に2回以上行った場合、診断料はその都度算定できる。

誤りです。

コンピューター断層診断は、コンピューター断層診断の種類又は回数に関わらず、

月1回に限り算定です。

参考になった数1

03

医科診療点数「画像」「病理」に関する問題です。

各項はもちろん、通則や注にも目を通しておきましょう。

選択肢1. 病理標本作製料は、1臓器または1部位につき算定する。

正しいです。

選択肢2. X線撮影の診断料は、アナログ撮影かデジタル撮影かにより点数が異なっている。

正しいです。アナログ撮影とデジタル撮影では点数が異なります。

選択肢3. 核医学診断とは、ラジオアイソトープ(放射線同位元素)を用いて各臓器・部位の放射線量を測定することで画像診断を行うものである。

正しいです。

核医学診断には、シンチグラムやポジトロン断層撮影などがあり、ラジオアイソトープを用いて診断を行います。

選択肢4. コンピューター断層撮影診断には、CT検査とMRI検査が含まれるが、使用機器のスペックにより点数が異なる。

正しいです。

CT検査、MRI検査ともに使用機器のスペックに応じて算定点数が異なります。

高点数のものは、施設基準の届出が必要です。

選択肢5. CT検査およびMRI検査を月に2回以上行った場合、診断料はその都度算定できる。

誤りです。

コンピュータ断層診断料は、CT検査およびMRI検査を月に2回以上行った場合でも、種類又は回数に関わらず、月に1回の算定になります。

参考になった数0