医療事務技能審査試験(医科)の過去問 | 予想問題
2021年10月公開問題
問11

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問題

医療事務の過去問/予想問題 2021年10月公開問題 診療報酬等・薬価基準・材料価格基準の基礎知識 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

次の中から、適切なものを選びなさい。
  • 外来において精神科専門療法を行った場合、外来管理加算は算定できない。
  • 心身医学療法は精神科標榜医療機関でのみ算定できる。
  • 材料価格基準とは処置料とは別に医療機関が算定する医療材料のことで、その価格は医療機関が決めてよい。
  • 薬価基準とは医薬品の品目ごとに規格・単位と薬価を示した基準であり、日本製薬工業協会が発行する。
  • 廃人症候群とは、急性疾患等で長期間の安静状態を余儀なくされることで、身体能力、筋力の低下や精神状態の悪化をもたらす症状のことで、リハビリテーションの適用がある。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

1.外来管理加算は検査の実施時等、同日に算定できない場合があります。 精神科専門療法の実施時も含まれます。

2.心身医学療法は精神科標榜医療機関でなくても行え、診療報酬を算定できます。

3.特定保険医療材料及びその材料価格(材料価格基準)は厚生労働省が定めます。

4.薬価基準とは医薬品の品目ごとに規格・単位と薬価を示した基準であり、厚生労働省が定めます。

5.急性疾患等で長期間の安静状態を余儀なくされることで、身体能力、筋力の低下や精神状態の悪化をもたらす症状のことは、廃用症候群といいます。

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02

医科診療点数「精神科専門療法」「リハビリテーション」「材料価格」「薬価基準」に関する問題です。

各項はもちろん通則も確認し、ルールを正しく理解しておきましょう。

選択肢1. 外来において精神科専門療法を行った場合、外来管理加算は算定できない。

正しいです。外来にて厚生労働大臣が定める計画的な医学管理を行った場合でも、第8部精神科専門療法を行った場合、外来管理加算は算定できません。

選択肢2. 心身医学療法は精神科標榜医療機関でのみ算定できる。

誤りです。精神科を標榜する保険医療機関以外の保険医療機関においても、心身医学療法は算定可能です。

選択肢3. 材料価格基準とは処置料とは別に医療機関が算定する医療材料のことで、その価格は医療機関が決めてよい。

誤りです。特定保険医療材料の材料価格は定められているため、医療機関が価格を自由に決めることはできません。

選択肢4. 薬価基準とは医薬品の品目ごとに規格・単位と薬価を示した基準であり、日本製薬工業協会が発行する。

誤りです。医薬品の品目ごとに規格・単位と薬価が示されている薬価基準は、厚生労働省によって定められます。

選択肢5. 廃人症候群とは、急性疾患等で長期間の安静状態を余儀なくされることで、身体能力、筋力の低下や精神状態の悪化をもたらす症状のことで、リハビリテーションの適用がある。

誤りです。急性疾患等で長期間の安静状態を余儀なくされることで、身体能力、筋力の低下や精神状態の悪化をもたらす症状は「廃人症候群」ではなく、正しくは「廃用症候群」といいます。

廃用症候群リハビリテーションが適用になります。

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03

この問題は、精神科専門療法、リハビリテーション、薬価基準、材料価格基準と幅広く扱われていますが、資料などなくても、文章をよく読めば答えられるどれも基本的なものです。では、問題を見ていきましょう。

選択肢1. 外来において精神科専門療法を行った場合、外来管理加算は算定できない。

正しいです。

文のとおりです。

選択肢2. 心身医学療法は精神科標榜医療機関でのみ算定できる。

誤りです。

心身医学療法の注1に「精神科を標榜する保険医療機関以外の保険医療機関においても算定できるものとする」とあります。

選択肢3. 材料価格基準とは処置料とは別に医療機関が算定する医療材料のことで、その価格は医療機関が決めてよい。

誤りです。

価格は「医療機関」ではなく、「厚生労働省」により決められます。

選択肢4. 薬価基準とは医薬品の品目ごとに規格・単位と薬価を示した基準であり、日本製薬工業協会が発行する。

誤りです。

「日本製薬工業協会」ではなく「厚生労働省」により決められます。

選択肢5. 廃人症候群とは、急性疾患等で長期間の安静状態を余儀なくされることで、身体能力、筋力の低下や精神状態の悪化をもたらす症状のことで、リハビリテーションの適用がある。

誤りです。

「廃人症候群」ではなく「廃用症候群」です。

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