医療事務技能審査試験(医科)の過去問 | 予想問題
2022年8月公開問題
問10

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問題

医療事務の過去問/予想問題 2022年8月公開問題 介護保険制度の概要 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

介護保険の第2号被保険者についての説明で、誤っているものを一つ選びなさい。
  • 対象年齢は、40歳から65歳未満である。
  • 医療保険に加入していることが被保険者の要件である。
  • 特定疾病(16疾病)が原因で介護が必要になった場合のみ、認定を受けて介護保険のサービスを受けることができる。
  • 保険料は、医療保険の保険者が徴収する。
  • 医療保険に加入していない生活保護受給者は、介護サービスを受けることはできない。

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この過去問の解説 (3件)

01

介護保険の被保険者は第1号被保険者と第2号被保険者にわかれています。

第1号被保険者は65歳以上、第2号被保険者は40歳から65歳未満です。

選択肢1. 対象年齢は、40歳から65歳未満である。

〇その通りです

選択肢2. 医療保険に加入していることが被保険者の要件である。

〇介護保険料は健康保険料と一緒に徴収され、事業者で半分支払う仕組みです。

選択肢3. 特定疾病(16疾病)が原因で介護が必要になった場合のみ、認定を受けて介護保険のサービスを受けることができる。

〇特定疾病(16疾病)が原因で介護が必要になった場合のみ介護サービスを受けられます。

選択肢4. 保険料は、医療保険の保険者が徴収する。

〇介護保険の保険料は医療保険の保険者が徴収する仕組みとなっています。

選択肢5. 医療保険に加入していない生活保護受給者は、介護サービスを受けることはできない。

×生活保護者の場合、医療保険を支払わないので介護保険料も支払いません。

もし、介護サービスを受けることになった場合、介護サービス費は生活保護費の中の介護扶助から支払われます。

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02

介護保険の第2号被保険者に関する問題です。

選択肢1. 対象年齢は、40歳から65歳未満である。

正しい記述です。

選択肢2. 医療保険に加入していることが被保険者の要件である。

正しい記述です。

選択肢3. 特定疾病(16疾病)が原因で介護が必要になった場合のみ、認定を受けて介護保険のサービスを受けることができる。

正しい記述です。

選択肢4. 保険料は、医療保険の保険者が徴収する。

正しい記述です。

選択肢5. 医療保険に加入していない生活保護受給者は、介護サービスを受けることはできない。

医療保険に加入していない生活保護受給者も、16疾病のいずれかにかかっており、要支援1以上の認定を受けていれば、自己負担0円で介護サービスを受けることができます。

参考になった数4

03

介護保険の被保険者は医療保険の被保険者とは異なり、第1号被保険者と第2号被保険者とがあります。

第1号被保険者とは、市区町村の区域内に住所を有する65歳以上の者

第2号被保険者とは、市町村の区域内に住所を有する40歳以上65歳未満の医療保険の加入者

となっています。本問題はその第2号被保険者に関する問題です。

選択肢1. 対象年齢は、40歳から65歳未満である。

正しいです。

冒頭で触れたとおりです。 

選択肢2. 医療保険に加入していることが被保険者の要件である。

正しいです。

冒頭で触れたとおりです。

選択肢3. 特定疾病(16疾病)が原因で介護が必要になった場合のみ、認定を受けて介護保険のサービスを受けることができる。

正しいです。

特定疾病(16疾病)は、

1.がん、2.関節リウマチ、3.筋萎縮性側索硬化症、4.後縦靭帯骨化症、

5.骨折を伴う骨粗鬆症、6.初老期における認知症、

7.進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症およびパーキンソン病、8.脊髄小脳変性症、9.脊柱管狭窄症、10.早老症(ウェルナー症候群等)、11.多系統萎縮症、

12.糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症および糖尿病性網膜症、13.脳血管疾患、

14.閉塞性動脈硬化症 15.慢性閉塞性肺疾患、

16.両側の膝関節または股関節に著しい変形を伴う変形性関節症

となっています。

選択肢4. 保険料は、医療保険の保険者が徴収する。

正しいです。文のとおりです。

選択肢5. 医療保険に加入していない生活保護受給者は、介護サービスを受けることはできない。

誤りです。

生活保護受給者に対する介護サービスは生活保護法の介護扶助によって介護保険法によるサービスを受けることができます。

参考になった数3