ITパスポートの過去問 平成28年度 春期 ストラテジ系 問16

ISO9001とは、組織が品質マネジメントシステムを確立して実践するための要求事項です。
よって、これを導入することで品質管理に対する質があがるため、正解は４です。

他の選択肢も押さえておきましょう。

１．貿易手続きを標準化するための規格はありません。

２．技術仕様の標準化はJISなどによって定められます。

３．情報資産の取り扱い方法が標準化されてセキュリティの向上が見込めるのは、ISO27001です。

正解：４

ISO 9001はISOが策定した製品、サービスに対する品質マネジメントシステムに関する要求事項を文書に表したものです。

1 . 企業の貿易手続が標準化され、効率の向上や非関税障壁の減少につながる。
→これは貿易手続きの標準化であり、品質マネジメントではありません。

2 . 業界で技術仕様が標準化され、製品の品質の向上や市場の拡大が進む。
→これは技術的な標準化のため品質とは関連性がありません。

3 . 情報資産の取扱方法が標準化され、情報セキュリティの品質が向上する。
→これは情報セキュリティ関連のため品質マネジメントとは関連性はありません。

4 . 品質管理に関する業務運営が標準化され、管理の質や効率が向上する。
→正解です。

正解は4です。


ISO9001とは、品質マネジメントシステム（QMS）を取り入れ、継続して実施することです。
品質マネジメントシステム（Quality Management System）は商品やサービスの品質に基準を作成し、管理する仕組みです。


標準化されるのは品質に関する内容であり、品質の向上が期待できます。
この2点に一致する選択肢の内容は4です。


1：企業の貿易手続を電子化することで期待できるメリットです。

2：ISOやJISなど広い範囲での標準化によって期待できるメリットです。

3：ISO27001を導入することで期待できるメリットです。