ITパスポートの過去問
平成28年度 春期
マネジメント系 問45

以下、選択肢を確認します。

1 . 不正解です。自社システムの安全性を確保することは、業務システムが有効に機能するために必要なります。そのため、全般統制となります。

2 . 正解です。データが重複なく入力されるような統制は、業務処理統制になります。

3 . 不正解です。自社システムの運用・管理は、業務システムが有効に機能するために必要なります。そのため、全般統制となります。

4 . 不正解です。自社システムの開発・保守は、業務システムが有効に機能するために必要なります。そのため、全般統制となります。

企業の業務やマネジメントは、コンピュータ・システムに大きく依存しており、これらを安全かつ有効に運用しているかどうかを監視・統制することがIT統制です。

内部統制のうち、ITを利用した部分のことで「業務処理統制」と「全般統制」に分類されます。

・業務処理統制

個々の業務処理システムにおいてデータの網羅性、正確性、維持継続性を確保するための統制のことで、データの入力、出力、処理が正しく行われれるように統制を行います。エラーの修正と再処理、二重入力チェック、マスタ・データの維持管理などが含まれます。

・全般統制

業務処理統制が有効に機能する基盤・環境を保証する統制のことです。ITシステムの開発、運用・保守、アクセス管理、委託管理などが含まれます。

設問2が業務処理統制に該当し、その他は全般統制に該当します。

選択肢をひとつずつ見ていきましょう。

１．自社システムの安全性を確保することは、業務システムが有効に機能するために必要です。
よって、全般統制になるため、誤りです。

２．データの重複をなくすことは、承認された業務が正確に処理、記録されるために必要です。
よって、業務処理統制になるため、正解です。

３．自社システムの運用・管理に関する統制は、業務システムが有効に機能するために必要です。
よって、全般統制になるため、誤りです。

３．自社システムの開発・保守に関する統制は、業務システムが有効に機能するために必要です。
よって、全般統制になるため、誤りです。