ITパスポートの過去問
平成28年度 秋期
ストラテジ系 問27
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問題
平成28年度 秋期 ITパスポート試験 ストラテジ系 問27 (訂正依頼・報告はこちら)
蓄積された販売データなどから、天候と売れ筋商品の関連性などの規則性を見つけ出す手法を表す用語はどれか。
- データウェアハウス
- データプロセッシング
- データマイニング
- データモデリング
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この過去問の解説 (4件)
01
ポイントは「見つけ出す手法」です。
1.
データウェアハウス (DWH)とは、企業のデータ(販売実績や製造実績など)を保存しておくデータベースのことです。企業の意思決定支援などに利用されます。
warehouse:倉庫
2.
データプロセッシングとは、データを加工して、情報として役立つ形にすることです。
processing:加工
3.【正解】
データマイニングとは、データベースを解析することでそれまで知られていなかった法則や関係性を発見することです。
mining:採掘、データの検索
4.
データモデリングとは、データを一定ルールに基づいて整理することです。
modeling:模型製作、造形
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02
いずれもカタカナで表記されておりますが、それ故にわかりやすい言葉から順に考察したいと思います。
1.の「データウェアハウス」は、DWHと略して表記されることがあります。
直訳すると、『データの倉庫』または『データの置き場所』を意味する言葉です。
そのため、設問で求められている「規則性を見つけ出す手法」を説明する言葉ではありません。
2.の「データプロセッシング」は、アルファベットでは『Date Processing』と表記し、情報(データ)をコンピュータを使った処理(プロセッシング)を行い、有益な情報を得るための作業を意味する言葉です。
しかし、ここで行われる処理(プロセッシング)は、ある目的に沿った記録(分類、計算、蓄積、比較、要約)を残すことを中心とする作業です。
そのため、設問で求められている「規則性を見つけ出す手法」を説明する言葉ではありません。
3.の「データマイニング」は、DMと略して表記されることがあります。
アルファベットでは『Date Mining』と表記し、情報(データ)を統計学に基づき、パターン認識し、規則性を見つけ出そうとする作業を意味する言葉です。
最近では、企業が有するビックデータから規則性を発見する作業を「データマイニング」と呼称します。
そのため、設問で求められている「規則性を見つけ出す手法」を説明する言葉と言えますので、正解と考えられます。
4.の「データモデリング」は、アルファベットでは『Date Modeling』と表記し、情報(データ)を集めた構造体を作成するための設計図を描くための分析を含む準備作業を意味する言葉です。
分析を含みますが、設問で求められている「規則性を見つけ出す手法」ではありませんので、正解とは言えません。
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03
1.データウェアハウスとは、大量の業務データを時系列的に整理したものです。関連性で整理したものではないため、誤りです。
2.データプロセッシングとは、必要な回答を得るためにデータを分析することです。関連性や規則性を見つけ出すものではないため、誤りです。
3.データマイニングとは、ビックデータなどからAIなどを使って規則性を見つけ出すことです。よって、正解です。
4.データモデリングとは、データベースの設計図を書くためにデータの構造などを分析することです。蓄積されたデータを使うわけではないため、誤りです。
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04
1のデータウェアハウスは、企業内に散在しているデータを有効活用するために、過去から現在までの基幹系データベースや外部データベースを整理、統合した効果的な戦略的意思決定を支援するためのデータベースのことです。
2のデータプロセッシングは、コンピュータでデータを処理し、有用な結果を得る操作のことです。
3は正解のデータマイニングです。
4のデータモデリングは、E-R図やUMLを用いて業務プロセスや業務データを構造化、組織化して表現することです。
データマイニングは、データウェアハウスに蓄積された大量のデータから、統計学的手法や数学的手法を用いて今まで知られていなかったデータの規則や因果関係を見つけ出す手法のことです。
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