ITパスポートの過去問
平成29年度 秋期
マネジメント系 問54

内部統制とは、企業の業務を適切に行うための施策のことです。

選択肢を一つずつ見ていきましょう。

１．職務記述書を記載しないと各従業員の役割が明確にならずに仕事の分担があいまいになります。
よって、誤りです。

２．引き継ぎ書を作成しないと業務が正しく引き継がれないおそれがあります。
よって、誤りです。

３．購買と支払いを別の人間が行うことで不正を防げます。
よって、正解です。

４．システム開発と運用の担当者を分離しないと、開発時の不正が見逃されるおそれがあります。
よって、誤りです。

内部統制とは、企業の目標を達成するための施策や仕組みを策定し適切に運用することです。

職務記述書を作成しないと仕事の分担や割り当てが不明瞭になる恐れがあります。
よって、1は不正解です。

引継ぎ書を作成しないと引継ぎが適切に行われない恐れがあります。
よって、2は不正解です。

購買と支払の担当者を分けることで、ミスや不正の防止につながります。
よって、3が正解です。

システム開発と運用の担当者を分離しないと、開発時のミスや不正がそのままになる恐れがあります。
よって、4は不正解です。

事業活動を行なう企業の従業員全て（短期・臨時雇用従業員も含む）が遵守すべき社内のルールや仕組みを指す経営用語です。
1.　職務記述書を作成しないについて明確化する必要があります。
２．引継ぎ書は、必要なものも含まれています。
４．開発と運用の担当を分離しないについて、お互いの仕事を確認する上で、分離して考えた方が良い場合もあります。