ITパスポートの過去問
平成29年度 秋期
テクノロジ系 問100
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問題
平成29年度 秋期 ITパスポート試験 テクノロジ系 問100 (訂正依頼・報告はこちら)
OSS( Open Source Software )に関する記述のうち、適切なものはどれか。
- 高度な品質が必要とされる、医療分野などの業務での利用は禁じられている。
- 様々なライセンス形態があり、利用する際には示されたライセンスに従う必要がある。
- ソースコードがインターネット上に公開されてさえいれば、再頒布が禁止されていたとしてもossといえる。
- 有償で販売してはならない。
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この過去問の解説 (4件)
01
オープンソースソフトウェアを促進することを目的とする組織であるOSI(Open Source Initiative)の定義によれば、オープンソースライセンスが満たすべき要件は次の10つとされています。
①販売または無償頒布を含む自由な再頒布ができること
②ソースコードを入手できること
③派生物が存在でき、派生物に同じライセンスを適用できること
④差分情報の配布を認める場合には、同一性の保持を要求できること
⑤個人やグループを差別しないこと
⑥利用する分野を差別をしないこと
⑦再配布において追加ライセンスを必要としないこと
⑧特定製品に依存しないこと
⑨同じ媒体で配布される他のソフトウェアを制限しないこと
⑩技術的な中立を保っていること
上記を踏まえ選択肢を見ていくと、
「1」は⑥に、「3」及び「4」は①に反していると考えられます。
よって、正解は「2」となります。
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02
但し、ライセンスによって禁止されている事などもあります。
1.不正解です。
医療分野での使用を禁止されていません。
2.正解です。
OSS毎にライセンスがあり、そのライセンスに従う必要があります。
3.不正解です。
OSSは再頒布が許可されています。
4.不正解です。
OSSを基に作成したソフトウェアを有償で販売することも可能です。
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03
1.OSSの利用を禁止されている業務はありません。よって誤りです。
ただし、商用ソフトウェアと比べて品質が悪いものもあるため、使用する際は注意が必要だと覚えておきましょう。
2.OSSには様々なライセンス形態があります。改造が禁止されていたり、自由に改造が許可されていたりと、ライセンスによって決めごとが違います。よって、正解です。
3.OSSは再頒布を禁止してはいけません。よって誤りです。
4.OSSは有償で販売してはならない決まりはありません。よって誤りです。
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04
1.OSSを使用できる分野に制限はありませんので、誤りです。
2.OSSにも様々なライセンス形態があります。Linuxなどで使用されるGPLや、Mozillaソフトで使用されるMPLなどが代表的で、著作権表示を残す必要があったり改変が認められていたりと、その内容はライセンスによって変わります。よって正解です。
3.OSSの再頒布は禁止されていませんので、誤りです。
4.OSSは有償で販売することも可能ですので、誤りです。
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