ITパスポートの過去問 平成30年度 春期 テクノロジ系 問57

SSL/TLSとは、インターネット上の通信を暗号化することです。SSLとTLSは同じ仕組みで利用されており、TLSがSSLの次世代規格となっています。

ちなみにHTTPSはHTTP over SSL/TLSの略で、HTTPSの通信もSSL/TLSによって暗号化されています。

1 . ESSIDとは無線LANのアクセスポイントの名前の事です。

2 . WPA2とは無線LANの通信を暗号化する技術です。

3 . サーバ証明書とはSSL通信を行う際に必要となる証明書です。SSL/TLS接続時にクライアント側に公開鍵をサーバから受け渡しますが、その際にサーバ証明書が利用されます。

4 . ファイアウォールとは防火壁を意味しており、不正アクセスをブロックするシステムです。

SSL/TLSでは、公開鍵暗号方式によって通信内容の暗号化を行います。
このときにサーバー側は自身の公開鍵が正しいものであることをサーバ証明書によって証明します。
よって、SSL/TLSで使用するのはサーバ証明書であるため、３が正解です。

他の選択肢も押さえておきましょう。

１．ESSIDとは無線LAN通信を行う際に、接続するネットワークを識別するための名前です。

２．WPA2とは、無線LAN通信の暗号化規格です。

４．ファイアウォールとは、ネットワーク同士の境界を通過するパケットを監視して、不正なパケットを通信させないようにする仕組みです。

HTTPSから始まるURLで使われるSSL/TLSは、インターネット上の通信を暗号化する通信手順です。
SSL/TLSには、認証局から発行されたサーバ証明書を用います。

したがって、３が正解です。

１は、無線LANアクセスポイントのID、２は、無線LANの暗号化技術、４は、外部からの不正な侵入を防ぐ仕組みのことです。