ITパスポートの過去問
平成31年度 春期
マネジメント系 問56

「マスタースケジュール」とは、プロジェクトの開始から完了まで全ての作業を洗い出してまとめた計画のことです。「大日程計画」とも呼ばれます。

このほかに、作業工程別にまとめた「中日程計画」や週単位や日単位で作業を計画する「小日程計画」などがあります。

１．「小日程計画」の説明ですので、誤りです。

２．「小日程計画」の説明ですので、誤りです。

３．「中日程計画」の説明ですので、誤りです。

４．「マスタスケジュール」の説明ですので、正解です。

選択肢を一つずつ見ていきましょう。

１．一週間分の作業を記述したスケジュールは、週次スケジュールになります。
よって、誤りです。

２．1日分の作業を記述したスケジュールは、日次スケジュールになります。
よって、誤りです。

３．主たる工程の作業を詳細に記述したスケジュールは、中日程計画になります。
中日程計画はマスタスケジュールを工程などの単位で詳細化したものです。
よって、誤りです。

４．プロジェクト全体の主要な成果物のスケジュールは、マスタスケジュールになります。
マスタスケジュールを立てるときに、プロジェクトの最初から最後までの大まかな日程を計画します。
よって、正解です。

プロジェクト全体の主要な成果物や作業を集約したスケジュールをマスタースケジュール（大日程）と呼びます。
このスケジュールをブレイクダウンして、主たる工程の作業を詳細に記述したスケジュール（中日程）、さらに実際のWBS化したそれぞれのスケジュールとなり、週次や日次での作業に細分化されてます。
したがって、4が正解です。