ITパスポートの過去問 令和3年度 ストラテジ系 問1
この過去問の解説 (3件)
E-R図とは(Entity Relationship Diagram)の略で、データベース設計で使われる代表的な設計手法の一つです。
「エンティティ(実体)」「リレーションシップ(関連)」「アトリビュート(属性)」の3つの構成要素を使ってモデル化(データと処理の流れを図式化)するのが特徴です。
菱形もしくは矩形で実体、属性を表し、線でつないで関係性を表します。
データモデリングとは、決まったルールを用いてデータを構造化し、整理していく技法のことです。
つまり、問題の「E−R図を使用してデータモデリングを行う」とはE-R図の手法を使ってデータと処理の流れを図式化し、データを構造化、整理していくと言うことになります。
メリットとしては、システム全体の構成が見やすくなり、把握しやすくなることが挙げられます。
問題では業務の管理対象間、業務上の意味という表記になっていますが、「業務」とはシステム設計のことをさしますので、システム設計に置いての顧客や製品の関係性、その業務上の意味を明らかにすると解釈すると分かりやすいと思います。
3が正解です。
1の解説) ワークフローとは業務上のやり取りの流れを表します。
E-R図では流れを表すことはできないため不正解となります。
2の解説) 1と同様にデータの流れをE-R図で表すことはできません。
不正解です。
4の解説) E-R図をモデリングすることで、データベースの実装方法を明らかにすることはできません。
不正解です。
E-R図とは、実体(Entity)の関係(Relationship)を図に表したもので、
データベース設計に使用します。具体的には、「顧客が商品を購入する」
という場合、実体は「顧客」と「商品」で、関係が「購入する」になり、
「顧客」と「商品」を線で結ぶことになります。
1.不正解です。
E-R図ではデータのやり取りはわかりません。
2.不正解です。
E-R図ではデータの流れはわかりません。
3.正解です。
4.不正解です。
E-R図だけでは、データベースの実装はできません。
E-R図(エンティティ-リレーションシップ図)は、データベースの構造を視覚的に表現するためのツールです。
データベースを構成する「エンティティ」(顧客、製品などのオブジェクトや概念)とそれらの間の「リレーションシップ」(関係)で構成されます。
誤りです。E-R図ではデータの流れを表すことはできません。
ワークフローを明らかにする場合は業務フロー図などを使用します。
誤りです。E-R図ではデータの流れを表すことはできません。
データの流れを把握する場合はデータフロー図(DFD)などを使用します。
正解です。
顧客や製品などの管理対象間の関係を表す場合はE-R図が適しています。
誤りです。E-R図の使用はデータベースの実装方法に直接影響しません。
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