ITパスポートの過去問
令和4年度
ストラテジ系 問26

それぞれの専門用語について解説していきます。

1 BPR（ビジネスプロセス・リエンジニアリング）

業務の本来の目的を維持するため、システムや業務プロセスを設計し直すことです。業務全体を作り替えるという大規模な変更なので、その影響を事前に検討しておく必要があります。

2 アライアンス (正解)

企業同士で協定を結び、お互いの資本を共有し合うことでお互いに事業拡大などのメリットを得ることです。業務提携もアライアンスのひとつです。合併をすることなく業務に必要なリソースを共有できるため、コストパフォーマンスがよく、リスクも少ないのが特徴です。

3 インキュベーション

ビジネスインキュベーション（BI）ともいい、起業家をサポートする組織のことです。自治体などが行うほか、一部の大学などでもこうした活動は行われています。

資金面のサポートのほか、ノウハウの提供、問題解決のサポートなどを実施します。

4 ベンチマーキング

他社の優れた面と自社製品やサービスを比較し、活かせると思った部分を取り入れるための手法です。コストやパフォーマンスなどを調査し、分析した結果有効と考えられる事例（ベストプラクティス）について自社業務への活用を検討します。

2が正解です。

アライアンスとは、企業同士が業務提携を組むことをいい、他社が保有する技術やノウハウを得られるなどのメリットがあります。

1の解説）BPR（ビジネスプロセス・リエンジニアリング）は業務プロセス全体を根本から見直し再構築することです。

2の解説）正解です。

3の解説）インキュベーションは、新しい企業を支援することです。卵が孵化するという意味を持ちます。

4の解説）ベンチマーキングは企業などが自社製品、事業、業務プロセスなどを定期的に測定し、優れた他社の事例と比較・分析して今後の改善を検討する方法です。

自社が保有していない技術やノウハウを短期間で補充する手段としては

業務提携などを行うことになります。業務提携は、アライアンスの

ことになります。

１．不正解です。BPR（Business Process Reengineering）とは

　　組織の再構築のことです。

２．正解です。

３．不正解です。起業家の育成支援のことです。

４．不正解です。製品やサービスを測定し、他を比較する手法です。