ITパスポートの過去問
令和5年度
マネジメント系 問10
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問題
令和5年度 ITパスポート試験 マネジメント系 問10 (訂正依頼・報告はこちら)
プロジェクトマネジメントでは、スケジュール、コスト、品質といった競合する制約条件のバランスをとることが求められる。計画していた開発スケジュールを短縮することになった場合の対応として、適切なものはどれか。
- 資源の追加によってコストを増加させてでもスケジュールを遵守することを検討する。
- 提供するシステムの高機能化を図ってスケジュールを遵守することを検討する。
- プロジェクトの対象スコープを拡大してスケジュールを遵守することを検討する。
- プロジェクトメンバーを削減してスケジュールを遵守することを検討する。
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この過去問の解説 (3件)
01
プロジェクトマネジメントにおいて、スケジュールを短縮する場合はスコープを狭める、投入する機器や人員を増やすことが一般的です。なお、スコープはプロジェクトや作業の範囲を示す用語です。
正解です。スケジュールを短縮するのに対し、コストを増やすことでバランスを取ることができます。
誤りです。高機能化によりスコープが拡大し、逆効果となります。
誤りです。スケジュールを短縮する場合はスコープを狭める必要があります。
誤りです。必要な人員を削減してしまうと、プロジェクトを遂行するのが難しくなります。
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02
プロジェクトマネジメントにおいて、品質のいい最終製品を維持するには、スコープ (範囲)、コスト、スケジュールのバランスが重要な要素になります。
適切。資源の追加とは人員の増加のことで、これによりスケジュール短縮ができます。
不適切。システムを高機能化することは工数増のため、スケジュール短縮にはなりません。
不適切。スコープを拡大することは工数増のため、スケジュール短縮にはなりません。
不適切。人員を削減すると逆にスケジュール遅延につながります。
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03
いわゆる「プロジェクト管理の三角形」に関する問題です。
「スケジュール」、「コスト」、「対象スコープ」の3つのバランスをとることが重要です。どれか一つでも変更があった場合、他の二つを変更しバランスをとることとなります。
「スケジュール」が短縮され厳しくなった場合は、「コスト」を増加してでもスケジュール遵守が求められます。
よって本選択肢の内容は正しいです。
「スケジュール」が短縮され厳しくなった場合は、システムの高機能化は逆効果です。
よって本選択肢の内容は誤りです。
「スケジュール」が短縮され厳しくなった場合は、対象スコープを拡大することは逆効果です。
よって本選択肢の内容は誤りです。
「スケジュール」が短縮され厳しくなった場合は、プロジェクトメンバー削減は逆効果です。
よって本選択肢の内容は誤りです。
「スケジュール」、「コスト」、「対象スコープ」の3つのバランスをとることは、競争が激しくなるにつれ重要性が増しています。バランスのとり方をイメージして理解しておきましょう。
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