ITパスポートの過去問
令和5年度
テクノロジ系 問4
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問題
令和5年度 ITパスポート試験 テクノロジ系 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
関係データベースで管理された「会員管理」表を正規化して、「店舗」表、「会員種別」表及び「会員」表に分割した。「会員」表として、適切なものはどれか。ここで、表中の下線は主キーを表し、一人の会員が複数の店舗に登録した場合は、会員番号を店舗ごとに付与するものとする。
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この過去問の解説 (3件)
01
正規化とは、元の表から冗長性のある(繰り返しや矛盾が生じている)項目をなくし、関連性の高い項目ごとに表を作成しなおすことです。正規化は第1から第5まで段階的に行われますが、第1から第3までの仕組みを覚えていれば大丈夫です。
第1から第3までの正規化の流れを説明すると、以下の通りとなります。
第1正規形:主キー(基準)を決めて、従来の表から繰り返しを排除する
第2正規形:第1正規形より、主キーと一意の関係を切り出す
第3正規形:第2正規形より、主キーから全てが決定されるようにする
これを問題文に当てはめると、
第1正規形:「会員番号」を主キーにして、繰り返しがないのでそのまま
第2正規形:「会員番号」から一意の関係を切り出す
「会員番号」は「店舗コード」ごとに固有の番号が割り振られている
(つまり、「会員番号」と「店舗コード」は切り離し不可)
第3正規形:主キー以外で「会員種別コード」が残っており、この項目はどこにも依存しない
よって、「会員番号」から、「店舗コード」、「会員名」、「会員種別コード」が分かれば良いということになります。
よって、正解は本肢となります。
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02
データベースの正規化はデータの重複や矛盾を排除することが目的です
正規化には以下の3つのステップを踏みます
第1正規形:繰り返しの部分を取り除く
第2正規形:主キーを組み合わせた複合キーの一項目だけで一意に定まる項目を切り出す
第3正規形:主キー以外の項目で一意に定まる項目を切り出す
以上を踏まえ、正規化には『会員番号』『店舗コード』『会員名』『会員種別コード』が必要です
店舗コードと会員種別コードが必要です
店舗コードが必要です
会員種別コードが必要です
記述の通りです
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03
データベースの正規化とは、データベースにおける重複や矛盾を排除することによって、データ更新時などに異常をきたさないように適正化することです。
正規化を行う基本的な段階としては、3段階あります。
第1正規形:繰り返されている重複項目を排除すること。
第2正規形:複合キーの一部の項目で一意に定まる関係にある項目を切り出すこと。
第3正規形:主キー以外の項目で一意に定める関係にある項目を切り出すこと。
本設問にあてはめてみると
第1正規形:重複項目はないため不要です。
第2正規形:会員番号は店舗ごとに付与されているため、会員番号と店舗コードを分けることはできません。
店舗コードがわかると店舗名は一意に決まります。
第3正規形:主キー以外の項目である会員種別コードがわかれば、会員種別は一意に決まります。
よって、必要な項目としては会員番号、店舗コード、会員名、会員種別コードとなります。
必要な項目としては会員番号、店舗コード、会員名、会員種別コードとなります。
よって本選択肢の内容は正しいです。
データの正規化により、データの重複をなくし、データ更新時(追加、変更、削除)に発生するデータの矛盾を防止することができます。
この目的を意識しながら、理解するようにしましょう。
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