介護福祉士の過去問
第26回(平成25年度)
社会の理解 問8
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問題
介護福祉士国家試験 第26回(平成25年度) 社会の理解 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
少子高齢化に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
- 1950年(昭和25年)以降、出生数は一貫して低下し続けている。
- 1950年(昭和25年)以降、合計特殊出生率は2.0を超えたことはない。
- 1980年代前半、老年人口は年少人口割合を上回った。
- 2000年(平成12年)以降、65歳以上の者のいる世帯は過半数を超えている。
- 2012年(平成24年)現在、高齢化率は20%を超えている。
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この過去問の解説 (3件)
01
年号や数字を問う問題は、毎年必ずと言っていいほど出題されます。
特に出生数や高齢者数など高齢化社会に関する数字は、おおよそでもいいので押さえておきましょう。
1:1970年代前半(昭和40年代後半)の第二次ベビーブームの際に出生数は増加していますし、1990年代以降にも小さな増減がありますので、一貫して低下し続けているとは言えません。
2:合計特殊出生率が2.0を割ったのは1975年(昭和50年)で、それまでは2.1程度で推移していました。
3:1980年代前半(昭和50年代後半)から年少人口が減少し始め、1995年(平成7年)には老年人口が年少人口割合を上回り、65歳以上の人口が総人口に占める割合が14%を超えて「高齢社会」となりました。
ちなみに2007年(平成19年)には21%を超えて「超高齢社会」となりました。
4:2010年(平成22年)の調査では65歳以上の者のいる世帯は42.6%で過半数はまだ超えていません。
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02
2012年(平成24年)には、高齢化率は24.1%となり、前年度よりも約1%上昇しています。
昭和46~49年には第二次ベビーブームとなり、1年間に200万人を超える出生数となりました。昭和50年以降は平成4年まで減少し続け、平成4年からは増加と減少を繰り返す減少傾向にあります。よって、1の記述は不正解となります。
第一次ベビーブーム(1947~1949年)までは合計特殊出生率は4を超えていましたが,その後急速に低下をたどり,1970年代に2.0以下となり,それ以降年々最低記録を更新し続けています。よって、2も不正解となります。
年少人口は、1975年(昭和50年)の24.3%から一貫して低下を続け、老年人口は、1950年(昭和25年)4.9%以降上昇が続いており、これらが逆転したのは1995年(平成7年)です。よって、3も不正解です。
2000年以降、65歳以上の高齢者がいる世帯は増加傾向にありますが、2010年(平成22年)の調査でも42.6%と過半数を超えていません。よって、4も不正解となります。
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03
1、2(×)出生率は、1973年に第二次ベビーブームを迎えて上昇がみられました。また、出生率も2.0をわずかに超えています。
3(×)老年人口は65歳以上、年少人口は0~14歳の人口を指します。1980年代では老年人口の上回りはみられていません。
4(×)2000年以降、65歳以上のいる世帯は過半数を超えてはいません。
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