介護福祉士の過去問
第26回(平成25年度)
総合問題 問119

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問題

介護福祉士国家試験 第26回(平成25年度) 総合問題 問119 (訂正依頼・報告はこちら)

次の事例を読んで、問題について答えなさい。
〔事例〕
M君(8歳.男性)はデュシェンヌ型筋ジストロフィー(Duchene muscular dystrophy)と診断され、地元の小学校に通学している。保育所時代の友達も多く、学校生活でも様々な手助けをしてくれている。
母親は働いていて、小学校の授業が終わる時間にM君を迎えにいくことができない。そこで、放課後等デイサービスを利用しているが、母親は友人から、「学童保育には年齢制限があったけど、M君の利用している放課後等デイサービスは大丈夫なの」と言われた。母親はサービスを利用する際に説明を受けた気もするが、記憶が確かではなく心配になってきた。
最近、M君は歩行が不安定になってきており、母親は、M君が車いすを使用する時期になってきたのではないかと感じている。身体的な機能を考えると、できるだけ歩かせたいと思う一方、歩行を重視すれば、行動範囲が狭くなり、M君の世界を広げることができなくなるかもしれないと考えている。筋力低下がADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)に深刻な影響を及ぼし始めている現状を、M君のガイドヘルパーをしているY介護職に、母親はときどき相談している。

[問題]
M君はやがて歩けなくなることが予想される。Y介護職は母親から「筋力をできるだけ保ちながら、今の活動範囲を維持するためには、今後どうしたらよいのでしょうか」と助言を求められた。
Y介護職の提案として、もっとも適切なものを1つ選びなさい。
  • 自走式普通型車いすと電動普通型車いす2台の使い分け
  • 自走式普通車いすの利用
  • 手押し型車いすの利用
  • 電動普通車いすの利用
  • 歩行の継続

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 2 です。

現時点で、若干不安定になってきてはいるが歩行しているので、次段階としては自走式普通車いすの使用が最も適切であると言えます。
その後、2台の使い分け→電動車いすへと移行していくと推測されます。

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02

正解は 2 です。

歩行がなんとか出来ているレベルであることから、電動型車椅子の使用はまだ早いと判断できます。
筋力を保ちたいという希望から、自走式普通型車椅子を利用するのが適切と判断できます。

1.4.歩行が出来ているレベルを考えると、電動普通型車椅子の使用はまだ早いと考えられます。

3.手押し型車椅子は、車輪が小さい介護型車椅子のことです。移動を介護してもらわなければならなくなるため、適切ではありません。

5.歩行が不安定な状況を考えると、継続するのは適切ではありません。

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03

正解は 2.自走式普通車いすの利用 です。

現在、歩行が不安定になってきているとのことなので、上肢や下肢の残存機能を活用するためにも、自走式普通車いすの使用が適切です。
自力で車いすを動かすことが困難な状態になったときには、電動普通車いすの利用へ移行していくことが適切だと言えます。

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