介護福祉士の過去問
第27回(平成26年度)
介護過程 問67
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問題
介護福祉士国家試験 第27回(平成26年度) 介護過程 問67 (訂正依頼・報告はこちら)
次の事例を読んで、問題について答えなさい。
【事例】
Fさん(74歳、男性、要介護3)は、長女(45歳)とその息子(15歳)の3人で暮らしている。
Fさんは10年前、パーキンソン病(Parkinson disease)と診断された。ADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)全般に、動作がゆっくりで時間がかかる。Fさんは大柄だが、長女は小柄でやせており、入浴介助が難しい。訪問介護(ホームヘルプサービス)を週3回(入浴介助、長女が留守の時の調理)、通所リハビリテーションを週1回、配食サービスを週1回利用している。居宅介護サービス計画の方針は、Fさんの体調に考慮しながら、住み慣れた自宅で安心して暮らせるように支援することである。ある日、長女から「お弁当を食べていないことが時々ある」「お父さんが重くて腰が痛い」「そろそろ施設入所を考えている」と話があった。
訪問介護員(ホームヘルパー)はFさんの声が小さく、言葉がはっきりせず聞き取りにくくなったと感じている。
訪問介護員(ホームヘルパー)は、居宅介護サービス計画の変更を提案したいと考えている。
Fさんの主観的情報を得る方法として、正しいものを1つ選びなさい。
【事例】
Fさん(74歳、男性、要介護3)は、長女(45歳)とその息子(15歳)の3人で暮らしている。
Fさんは10年前、パーキンソン病(Parkinson disease)と診断された。ADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)全般に、動作がゆっくりで時間がかかる。Fさんは大柄だが、長女は小柄でやせており、入浴介助が難しい。訪問介護(ホームヘルプサービス)を週3回(入浴介助、長女が留守の時の調理)、通所リハビリテーションを週1回、配食サービスを週1回利用している。居宅介護サービス計画の方針は、Fさんの体調に考慮しながら、住み慣れた自宅で安心して暮らせるように支援することである。ある日、長女から「お弁当を食べていないことが時々ある」「お父さんが重くて腰が痛い」「そろそろ施設入所を考えている」と話があった。
訪問介護員(ホームヘルパー)はFさんの声が小さく、言葉がはっきりせず聞き取りにくくなったと感じている。
訪問介護員(ホームヘルパー)は、居宅介護サービス計画の変更を提案したいと考えている。
Fさんの主観的情報を得る方法として、正しいものを1つ選びなさい。
- 体重を測定する。
- Fさんの考えを聞く。
- 食事摂取量を確認する。
- 表情から気持ちを推測する。
- 長女に息子の協力の有無を聞く。
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この過去問の解説 (3件)
01
主観的情報とは、本人の訴えや意見を指します。
また家族からの訴えや意見も主観的情報に含まれます。
逆に客観的情報とは、体重・体温・脈といった数値で表された情報や、発汗・便秘・失禁といった事実を指します。
このことから情報の種類が下記のように分類され、正解が導き出されます。
(2)は主観的情報
(1)(3)(5)は客観的情報
(4)は訪問介護員の主観的情報
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02
正解は“2”です。
情報には、「主観的情報」と「客観的情報」があります。
主観的情報とは、利用者自身の考え方や問題の捉え方です。
客観的情報とは、他者が観察することによって得るられるものです。心身の状態観察や医師の診断・バイタルチェックなどのデータや記録管理、家族や他職種からの情報となります。
1×:客観的情報です。
2○:主観的情報です。
3×:客観的情報です。
4×:「表情を観察する」ことであり、客観的情報です。
5×:客観的情報です。
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03
「主観的情報」とは、本人自身によって表現された感情、意見のことをいいます。
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