介護福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
コミュニケーション技術 問34

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

介護福祉士国家試験 第29回(平成28年度) コミュニケーション技術 問34 (訂正依頼・報告はこちら)

次の事例を読んで、問に答えなさい。

〔事例〕
Jさん(78歳、女性)は、軽度の認知症(dementia)がある。K訪問介護員(ホームヘルパー)が訪問した時、Jさんは、K訪問介護員(ホームヘルパー)が前日に準備した夕食を食べていなかった。
Jさんは、不安そうな表情で昨日から食卓にある料理を指さして、「これは私が食べていいの?」「これは誰のもの?」と、K訪問介護員(ホームヘルパー)に尋ねてきた。冷蔵庫の中のお茶を飲んでいただけで、他には何も食べていない様子だった。

Jさんについてのケアカンファレンス(care conference)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • K訪問介護員(ホームヘルパー)はJさんに対する自分の感想を発言した。
  • K訪問介護員(ホームヘルパー)は支援状況を報告して、参加者に意見を求めた。
  • 施設入所の時期について話し合った。
  • 支援する関係者が全員参加したので、議事録は作成しなかった。
  • 途中退席した参加者には、口頭で結果を伝えた。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

ケアカンファレンスは情報を共有し問題を解決する方法を検討するためのものです。まずは近況を報告し、参加者の意見を聞くのが正しい判断になります。

1.感想には主観が入るため、まずは近況報告をし参加者と情報を共有するべきです。

3.いきなり施設入所を検討するのは不適切です。

4.議事録は後から見直せるよう全員参加でも作成しなければなりません。

5.口頭ではなく文書で報告するべきです。

参考になった数30

02

正解は2です。
 ケアカンファレンスでは、他の職員や多職種からの意見や見解について幅広く聞くことができます。
情報を共有し、共通理解を図り、問題の解決へ向けて検討するための会議です。
 会議運営の際、現状の支援状況について報告します。
その報告を元に、様々な多職種からの意見を求める事ができため、
現状のままの支援で良いのか、どのような支援が適切かなど
よりよい支援につないでいきます。
 カンファレンスの結果等については文書化しファイル保存します。

参考になった数11

03

正解は2です。
ケアカンファレンスでは、まずは支援状況を報告して参加者の意見を求め、現状の問題を解決するための検討をします。
議事録は必ず文書にして作成し、事業所内で共有し保管します。

参考になった数9