介護福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
コミュニケーション技術 問33

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問題

介護福祉士国家試験 第29回(平成28年度) コミュニケーション技術 問33 (訂正依頼・報告はこちら)

次の事例を読んで、問に答えなさい。

〔事例〕
Jさん(78歳、女性)は、軽度の認知症(dementia)がある。K訪問介護員(ホームヘルパー)が訪問した時、Jさんは、K訪問介護員(ホームヘルパー)が前日に準備した夕食を食べていなかった。
Jさんは、不安そうな表情で昨日から食卓にある料理を指さして、「これは私が食べていいの?」「これは誰のもの?」と、K訪問介護員(ホームヘルパー)に尋ねてきた。冷蔵庫の中のお茶を飲んでいただけで、他には何も食べていない様子だった。

食卓にある料理はJさんのものだと説明した後、Jさんに対するK訪問介護員(ホームヘルパー)の声かけとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 「なぜ食べなかったのですか」
  • 「食べなければだめですよ」
  • 「無理してでも食べてください」
  • 「一緒に作って食べましょう」
  • 「1日に3食は食べましょう」

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。
Jさんは、食卓にある料理が自分のものかどうかわからなかったために食べなかったと思われます。
1.2.3.5.のような相手を不快にさせるような強い言い方や無理強いはしてはいけません。
一緒に行動することで安心感や信頼感がもたれます。

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02

正解は4です。
Jさんの不安を軽減するための声がけですので「~を一緒に行いましょう!」と伝えるのが適切な対応です。
他の選択肢は相手を否定したり、価値観の押し付けになりますので不適切です。

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03

正解は4です。

強い指示や禁止はJさんを不快な気持ちや不安な気持ちにさせることになります。相手の気持ちに寄り添った声かけが必要です。選択肢の中では4が適切です。

1.2.3.5.問題文からJさんは用意された食事がじぶんのものかどうか分からなかったために食べていなかったと理解できます。この状況での声かけとして1.2.3.5は適切ではありません。

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