介護福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
こころとからだのしくみ 問107
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問題
介護福祉士国家試験 第29回(平成28年度) こころとからだのしくみ 問107 (訂正依頼・報告はこちら)
終末期に関する用語の説明として、適切なものを1つ選びなさい。
- 尊厳死とは、薬物などを用いて意図的に死期を早めて死に至ることである。
- 積極的安楽死とは、自然な状態で死に至ることである。
- 脳死とは、自発呼吸は保たれているが意識がなく昏睡状態にあることである。
- グリーフケア(grief care)とは、判断能力が失われたときに本人に代わって決定を行う代理人を指定することである。
- 事前指示書とは、意思疎通が困難になったときのために、希望する医療ケアを記載した書類のことである。
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この過去問の解説 (3件)
01
設問の通りです。
事前指示書には、受けたい治療や受けたくない治療、代理人、延命か尊厳死かなどの内容が記載されます。
1.尊厳死は回復の見込みがない場合に、延命治療は行なわず自然にまかせて最後を迎えることを言います。
2.積極的安楽死は患者の苦痛を取り除く為に積極的に死期を縮める方法です。
3.脳死とは脳幹を含む脳全体の機能が失われた状態です。昏睡状態ということだけで脳死とはなりません。
4.グリーフケアは身近な人の死によってショックを受けている人に寄り添い、悲しみから立ち直れるように支援することを言います。
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02
他の選択肢については以下のとおりです。
1.尊厳死とは、本人が延命治療を望まない場合などに本人の意向に沿い、自然な状態で最後を迎えることをいいます。
2.積極的安楽死とは、苦痛を取り除くために薬物を投与するなどして、死期を早めることです。
3.選択肢の文中の「自発呼吸は保たれている」の部分が誤りです。脳死は①深い昏睡、②瞳孔の拡大と固定、③脳幹反応の消失、④平坦な脳波、⑤自発呼吸の停止というこれらの条件が揃っていなければなりません。
4.グリーフケアは別名、悲嘆ケアと呼ばれ、身近な人の死によってもたらされた深い悲しみから立ち直るために寄り添い支援するものです。
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03
設問のとおりです。
1.尊厳死は、本人が延命治療を望まない場合などに、本人の希望に沿った死を迎えることです。
2.積極的安楽死は、苦痛を取り除くために薬物を投与するなどで死期を早めることです。
3.脳死とは、脳全体の機能が失われた状態です。人工呼吸器を外せば心臓も呼吸も止まります。
4.グリーフケアは、身近な人と死別した人が立ち直れるように支援することです。
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