介護福祉士の過去問
第30回(平成29年度)
医療的ケア 問113

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

介護福祉士国家試験 第30回(平成29年度) 医療的ケア 問113 (訂正依頼・報告はこちら)

Aさん(85歳)は、胃ろうを造設している。介護福祉士は、栄養剤を注入する前にAさんの排尿を促して、排尿があったのを確認した後に注入を開始した。注入する栄養剤は体温に近い温度で用意して、注入中の体位は角度10度の仰臥位(ぎょうがい)で行った。栄養剤の量と注入の速度は、指示のとおりに行った。注入中に、Aさんが嘔吐(おうと)した。
嘔吐(おうと)の原因として、最も可能性の高いものを1つ選びなさい。
  • 注入前の排尿
  • 栄養剤の温度
  • 注入中の体位
  • 栄養剤の量
  • 注入の速度

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

最も可能性の高いものは3です。

胃瘻への栄養剤注入の体位は座位、座位が保てない場合であれば、ベッドの角度を30度くらいに上体を起こす形にします。そうでないと逆流してしまいます。

1.2.4.5については問題文中の対応で正しいです。

参考になった数51

02

1.誤
注入中は同じ体位を保つ必要があり、事前に排泄介助は行うのは適切です。また排尿は嘔吐に直接関係がないため誤りです。

2.誤
栄養剤の温度を体温に近い温度で用意するのは適切であるため、嘔吐とは直接関係がないため誤りです。

3.正
角度10度の仰臥位はギャッチアップが足りないことが原因と考えられます。ファーラー位(30度~45度)に保つ必要があります。

4.誤
栄養剤の量は指示通りであるため問題ありません。したがって誤りです。

5.誤
注入速度は指示通りであるため問題ありません。したがって誤りです。

参考になった数30

03

正解は3です。
胃瘻の栄養剤注入の体位は座位もしくは頭部の挙上を行わないと嘔吐の可能性が高いです。注入後も気を付けましょう。

参考になった数15