介護福祉士の過去問
第30回(平成29年度)
医療的ケア 問112

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問題

介護福祉士国家試験 第30回(平成29年度) 医療的ケア 問112 (訂正依頼・報告はこちら)

介護福祉士が喀痰吸引(かくたんきゅういん)を指示に従って実施したが、1回の吸引で痰(たん)が取り切れなかった。再度、吸引を行うときの対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 呼吸が落ち着いたことを確認する。
  • 吸引時間を延長する。
  • 吸引圧を高くする。
  • 太い吸引チューブに変更する。
  • 痰(たん)がたまっていそうな部位にしばらく吸引チューブをとどめる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。
痰吸引は、利用者さんにとって体力の消耗と苦痛を伴います。こまめな言葉掛け、状態を見ながら行うことが大切です。

2,1回の痰吸引時間は10~15秒です。体に負担がかかるので無理に時間をのばすことはやめましょう。
3,吸引圧は20~40kpaと決まっているので変更してはいけません。
4,5 危険な行為になるので、適切な方法で行いましょう。

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02

1.正
吸引は10秒程度に留め、対象者の呼吸が落ち着いてから改めて実施する必要があります。

2.誤
1.の理由から吸引時間を延長するのは誤りです。

3.誤
設定された吸引圧を勝手に変更してはならないため誤りです。

4.誤
吸引チューブの太さを変えるのは対象者に苦痛を与えるだけでなく、危険な行為であるため誤りです。

5.誤
吸引チューブを1か所に留めるのは対象者に苦痛を与えるだけでなく、危険な行為であるため誤りです。

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03

最も適切なものは1です。

喀痰吸引は利用者にとって、とても苦痛を伴うものです。1回で取り切れない場合は無理に時間を長くしてはいけません。再度行うときは呼吸が落ち着いてから行います。

他の選択肢については以下のとおりです。

2.1回の吸引時間の目安は10~15秒です。冒頭にも触れたように苦痛を伴うものなので、無理に時間を延ばすことは禁物です。

3.吸引圧は-20~-40kpa以下と目安が決まっています。

4.5 息ができなくなる危険性のある行為です。よって、不適切です。


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