介護福祉士の過去問
第33回(令和2年度)
総合問題 問125

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問題

介護福祉士国家試験 第33回(令和2年度) 総合問題 問125 (訂正依頼・報告はこちら)

次の事例を読んで、問題に答えなさい。

〔事例〕
Bさん(45歳、女性)はアパートで一人暮らしをしていた。家族や親戚との付き合いはなかったが、趣味も多く、充実した生活を送っていた。
ある日、車で買物に行く途中、交通事故を起こし、U病院に救急搬送され手術を受けた。
手術の数日後、医師から、頸髄損傷(cervical cord injury)があり、第5頸髄節まで機能残存するための手術をしたこと、今後の治療方針、リハビリテーションによって今後の生活がどこまで可能になるかについて、丁寧に説明を受けた。

その後、Bさんは希望どおり障害者支援施設に入所した。入所した施設では、C介護福祉職がBさんの担当になった。C介護福祉職は、Bさんから、「日常生活で、もっと自分でできることを増やし、いずれは地域で生活したい」と言われた。そこでC介護福祉職は、施設内の他職種と連携して支援を行う必要があると考えた。
C介護福祉職が連携する他職種とその業務内容に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 工作などの作業を行いながら身体機能の回復を図るために、看護師と連携する。
  • 運動機能の維持・改善を図るために、理学療法士と連携する。
  • 趣味活動を増やすことを目的に、管理栄養士と連携する。
  • 活用できる地域のインフォーマルサービスを検討するために、義肢装具士と連携する。
  • 栄養状態の面から健康増進を図るために、社会福祉士と連携する。

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この過去問の解説 (3件)

01

1、適切ではありません。

工作などの作業を行いながら身体機能の回復を図る専門職は、作業療法士です。

2、適切です。

理学療法士は、運動機能の維持・改善を図る専門職です。

3、適切ではありません。

趣味活動を増やすことを目指す専門職は、介護福祉職です。

4、適切ではありません。

活用できる地域のインフォーマルサービスを検討する専門職は、社会福祉士です。

5、適切ではありません。

栄養状態の面から健康増進を図る専門職は、管理栄養士です。

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02

最も適切なものは2です。

運動機能の維持・改善にかかわるのは理学療法士です。

他の選択肢は以下のとおりです。

1,不適切です。

工作などの作業を行いながら身体機能の回復を図る仕事を行うのは

作業療法士です。

3.不適切です。

趣味活動を増やすことを目的に連携するのは、生活相談員などです。

4.不適切です。

地域のインフォーマルサービスを検討するために連携するのは社会福祉士です。

5.不適切です。

状態の面からの健康増進に関係あるのは管理栄養士です。

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03

正解は2番です。

理学療法士と作業療法士の違いについて

理学療法士は身体に障害がある人対象で作業療法士は身体又は精神に障害がある人を対象にしています。

1 工作などの作業を行いながら身体機能の回復を図るために、看護師と連携する。→間違いになります。工作などの作業をしながら身体機能の回復を図っていくのは、作業療法士になります。

(正解)2 運動機能の維持・改善を図るために、理学療法士と連携する。→正解になります。運動機能の維持や改善をしていくのは理学療法士になります。

3 趣味活動を増やすことを目的に、管理栄養士と連携する。→間違いになります。管理栄養士は食事についての指導や栄養バランスなど食事の管理をします。

4 活用できる地域のインフォーマルサービスを検討するために、義肢装具士と連携する。→間違いになります。活用できる地域のインフォーマルサービスを検討するために、義肢装具士と連携するのは適切ではありません。

5 栄養状態の面から健康増進を図るために、社会福祉士と連携する。→間違いになります。栄養状態の面から健康増進を図るのは管理栄養士になるので間違いになります。

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