運行管理者(貨物)の過去問
平成27年度 第2回
道路運送車両法関係 問14

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問題

平成27年度 第2回 運行管理者試験(貨物) 道路運送車両法関係 問14 (訂正依頼・報告はこちら)

道路運送車両の保安基準及びその細目を定める告示についての次の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。なお、解答にあたっては、各選択肢に記載されている事項以外は考慮しないものとする。
  • 停止表示器材は、夜間200メートルの距離から走行用前照灯で照射した場合にその反射光を照射位置から確認できるものであることなど告示で定める基準に適合するものでなければならない。
  • 自動車は、告示で定める方法により測定した場合において、長さ(セミトレーラにあっては、連結装置中心から当該セミトレーラの後端までの水平距離)12メートル(セミトレーラのうち告示で定めるものにあっては、13メートル)、幅2.5メートル、高さ3.9メートルを超えてはならない。
  • 用語の定義に定める「空車状態」とは、道路運送車両が原動機及び燃料装置に燃料、潤滑油、冷却水等の全量を搭載し及び当該車両の目的とする用途に必要な固定的な設備を設ける等運行に必要な装備をした状態をいう。
  • 貨物の運送の用に供する普通自動車であって、車両総重量が8トン以上又は最大積載量が5トン以上のものの原動機には、自動車が時速90キロメートルを超えて走行しないよう燃料の供給を調整し、かつ、自動車の速度の制御を円滑に行うことができるものとして、告示で定める基準に適合する速度抑制装置を備えなければならない。

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この過去問の解説 (3件)

01

「1」「3」「4」は正しい内容です。

「2」の高さの部分が3.9メートルではなく、3.8メートルが正解となります。

よって答えは「2」となります。

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02

②が解答となります。

1 .停止表示器材は、夜間200メートルの距離から走行用前照灯で照射した場合にその反射光を照射位置から確認できるものであることなど告示で定める基準に適合するものでなければならない。

→正しいです。

 【停止表示機材】とは「三角表示板」を指します。

  事故や何らかの異常を後続車に伝えたい場合に活用します。

  

 夜間 = 200mの距離から走行用前照灯で照射した際に

       反射光を確認できること

 ・昼間 = 200mの距離からその蛍光を確認できること

 ・光  = 反射光の光は「赤色」「蛍光の色」は赤色orオレンジ

       であることとされます。 

2 .自動車は、告示で定める方法により測定した場合において、長さ(セミトレーラにあっては、連結装置中心から当該セミトレーラの後端までの水平距離)12メートル(セミトレーラのうち告示で定めるものにあっては、13メートル)、幅2.5メートル、高さ3.9メートルを超えてはならない。

→青字部分に誤りがあります。

 自動車の各サイズには上限があります。

 長さ 12メートルセミトレーラのうち告示で定めるものは13m)

 ・幅  2.5m

 ・高さ 3.8mが正しい値となります。 

 数字の問題を問われることが多いので、まとめておくとよいです。 

3 .用語の定義に定める「空車状態」とは、道路運送車両が原動機及び燃料装置に燃料、潤滑油、冷却水等の全量を搭載し及び当該車両の目的とする用途に必要な固定的な設備を設ける等運行に必要な装備をした状態をいう。

→正しいです。

 「荷物を積んでいない」=空車という感覚に近いのですが、

 正しい定義としては文中にある通り

 ・原動機、燃料装置(燃料)、潤滑油、冷却水等の全量を搭載

 ・必要な固定的な設備を設ける

 この状態を「空車状態」と呼称します。 

4 .貨物の運送の用に供する普通自動車であって、車両総重量が8トン以上又は最大積載量が5トン以上のものの原動機には、自動車が時速90キロメートルを超えて走行しないよう燃料の供給を調整し、かつ、自動車の速度の制御を円滑に行うことができるものとして、告示で定める基準に適合する速度抑制装置を備えなければならない。

→正しいです。

 車両総重量8t以上または最大積載量が5t以上の車は高速道路でも

 最高で時速80kmとなるのですが、これは危機回避であったり

 突発的な対応に備えて時速90kmまでという制限になります。 

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03

記述が正しいものは【正】

記述が誤っているものは【誤】

選択肢1. 停止表示器材は、夜間200メートルの距離から走行用前照灯で照射した場合にその反射光を照射位置から確認できるものであることなど告示で定める基準に適合するものでなければならない。

【正】

保安基準第43条の4第1項及び細目告示第222条第1項第2号により、

停止表示器材は夜間200メ ートルの距離から

走行用前照灯で照射した場合にその反射光を

照射位置から確認できるものなど告示で定める

基準に適合しなければなりません。

よって、正しいです。

選択肢2. 自動車は、告示で定める方法により測定した場合において、長さ(セミトレーラにあっては、連結装置中心から当該セミトレーラの後端までの水平距離)12メートル(セミトレーラのうち告示で定めるものにあっては、13メートル)、幅2.5メートル、高さ3.9メートルを超えてはならない。

【誤】

保安基準第2条第1項によると、自動車は告示で定める方法により

測定した場合において、長さ(セミトレーラにあっては

連結装置中心から当該セミトレーラの後端までの水平距離)

12メートル、幅2.5メートル、高さ3.8メートルを超えてはなりません。

「高さ3.9メートル」とあるので誤りです。

選択肢3. 用語の定義に定める「空車状態」とは、道路運送車両が原動機及び燃料装置に燃料、潤滑油、冷却水等の全量を搭載し及び当該車両の目的とする用途に必要な固定的な設備を設ける等運行に必要な装備をした状態をいう。

【正】

記述通り、正しいです。

選択肢4. 貨物の運送の用に供する普通自動車であって、車両総重量が8トン以上又は最大積載量が5トン以上のものの原動機には、自動車が時速90キロメートルを超えて走行しないよう燃料の供給を調整し、かつ、自動車の速度の制御を円滑に行うことができるものとして、告示で定める基準に適合する速度抑制装置を備えなければならない。

【正】

保安基準第8条第4項第1号 及び第5項では90km/hを

超えて走行しないよう燃料の供給を

調整できる速度抑制装置を備えなければなりません。

よって、正しいです。

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