問題
連続運転時間に違反しているものを、次の1〜4の中から1つ選びなさい。
正解は③となります。
連続運転について改善基準違反の有無を確認する問題となります。
まずは連続運転について考え方をまとめます。
【連続運転時間とは】
連続運転時間は4時間以内となります。
運転開始から4時間以内に30分以上の休憩
または4時間経過直後に30分以上の休憩をとることが必要となります。
※30分連続で取らなくても、10分から分割して取ることができます。
運転を中断する時間が対象となるので、休憩だけではなく荷物の積卸なども該当します。
上記の条件をふまえて、各日ごとの運転時間を見ていきます。
(1日目) 改善基準違反はなし
荷積み時間・休憩時間を含め規定以内の時間となるので
問題ありません。
(2日目) 改善基準違反はなし
運転2:30
休憩0:20
運転1:30
荷下ろし0:20
とありますが、分割して休憩を取得しており且つ荷下ろしも
20分の時間があり合計40分の中断時間があるので問題ありません。
(3日目)改善基準違反があります
中央からの時間ですが
運転 1:00
休憩 0:05
運転 2:00
荷卸し 0:20
休憩 0:05
運転 2:00
となっていますが、休憩は10分から分割して取得できるため、
5分の休憩は中断時間としてカウントされません。
それにより、運転時間5時間の中で、
中断時間は荷下ろしの20分だけとなりますので
連続運転時間の改善基準違反となります。
(4日目)改善基準違反はなし
荷積み荷下ろしの時間は中断時間となり連続運転時間とは
カウントしないため
改善基準違反となる運転時間には該当しません。
この問題では、連続運転時間(4時間)を超えて違反しているものについて解説します。
誤りです。
連続運転時間に違反はありません。
誤りです。
連続運転時間に違反はありません。
正解です。
1時間の休憩の後からの運転が4時間を超えています。
休憩は10分単位の分割から認められているので、5分の休憩はカウントされません。
なので荷下ろしの20分だけが運転の中断時間となり、運転時間がリセットされず5時間運転した事になり連続運転の違反となります。
誤りです。
連続運転時間に違反はありません。
連続運転とは、4時間の運転の間に30分の休憩を取らなければいけません。
30分の休憩は、分割も認められていて10分単位でとる事も可能です。