運行管理者(貨物)の過去問
平成29年度 第1回
道路運送車両法関係 問12

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問題

平成29年度 第1回 運行管理者試験(貨物) 道路運送車両法関係 問12 (訂正依頼・報告はこちら)

自動車の点検整備等に関する次のア、イ、ウ、エの文中、A、B、C、Dに入るべき字句としていずれか正しいものを1つ選びなさい。

自動車の( A )は、自動車の点検をし、及び必要に応じ整備をすることににより、当該自動車を道路運送車両の保安基準に適合するように維持しなければならない。
自動車運送事業の用に供する自動車の使用者又は当該自動車を運行するものは、( B )、その運行の開始前において、国土交通省令で定める技術上の基準により、自動車を点検しなければならない。
自動車運送事業の用に供する自動車の使用者は、( C )ごとに国土交通省令で定める技術上の基準により、自動車を点検しなければならない。
自動車運送事業の用に供する自動車の日常点検の結果に基づく運行可否の決定は、自動車の使用者より与えられた権限に基づき、( D )が行わなければならない。
  • A.所有者 B.必要に応じ C.3か月 D.運行管理者
  • A.使用者 B.1日1回   C.6か月 D.整備管理者
  • A.使用者 B.1日1回   C.3か月 D.整備管理者
  • A.使用者 B.必要に応じ C.3か月 D.整備管理者

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

いくつかの自動車の点検・整備に関する説明が、
1つにまとめて出題されています。
それぞれの文章を見ていきます。

1文目は自動車の点検・整備の義務についてです。
自動車の点検・整備の義務は車両の使用者に課せられます。

2文目は日常点検・整備についてです。
1日1回、
車両の使用者または運転者が、
日常点検を行わなければなりません。

3文目は定期点検・整備についてです。
国土交通省令で定める技術上の基準による点検は、
3か月ごとに行わなければなりません。

4文目は整備管理者の権限についてです。
運行可否の決定は、
自動車の整備管理者に与えなければならない権限です。

各選択肢については以下の通りです。

1→A,B,Dが誤りです。
2→Cが誤りです。
4→Bが誤りです。

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02

③が解答となります。

日常点検】 

自動車の(使用者)は、自動車の点検をし、及び必要に応じ整備をすることにより、当該自動車を道路運送車両の保安基準に適合するように維持しなければならない。

自動車運送事業の用に供する自動車の使用者又は当該自動車を運行するものは、( 1日1回 )、その運行の開始前において、国土交通省令で定める技術上の基準により、自動車を点検しなければならない。

運転者が運行の開始前に行う点検です。

 これは1日1回、必ず行い不安な部分や整備が必要な部分は

 整備管理者とも連携して対応をします。

 また運行前点呼の際に、日常点検の結果についても運行管理者へ報告

 行います。 

【定期点検】

自動車運送事業の用に供する自動車の使用者は、( 3ヶ月 )ごとに国土交通省令で定める技術上の基準により、自動車を点検しなければならない。

自動車運送事業の用に供する自動車の日常点検の結果に基づく運行可否の決定は、自動車の使用者より与えられた権限に基づき、(整備管理者)が行わなければならない。

整備管理者が行う、定期点検となります。

 3ヶ月ごとに定められている項目に基づき、安全が保たれている状態で

 あることを確認・整備することが定められています。

 多くの項目がありますが、主なものとして…

・タイヤの状態(溝の深さ)

・ホイールナット・ホイールボルトの緩み

・原動機

などがあげられます。 

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03

自動車の点検整備等について、問題を見ながら解説します。

選択肢1. A.所有者 B.必要に応じ C.3か月 D.運行管理者

誤りです。

A:使用者、B:1日1回、D:整備管理者です。

選択肢2. A.使用者 B.1日1回   C.6か月 D.整備管理者

誤りです。

C:3ヶ月です。

選択肢3. A.使用者 B.1日1回   C.3か月 D.整備管理者

正しいです。

選択肢4. A.使用者 B.必要に応じ C.3か月 D.整備管理者

誤りです。

B:1日1回です。

まとめ

使用者と所有者の違いや、日常点検と定期点検の違いなどを復習しておきましょう。

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