運行管理者(貨物)の過去問
平成30年度 第2回
道路運送車両法関係 問18

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問題

平成30年度 第2回 運行管理者試験(貨物) 道路運送車両法関係 問18 (訂正依頼・報告はこちら)

道路運送車両の保安基準及びその細目を定める告示についての次の記述のうち、誤っているものを1つ選び、解答用紙の該当する欄にマークしなさい。なお、解答にあたっては、各選択肢に記載されている事項以外は考慮しないものとする。
  • 停止表示器材は、夜間200メートルの距離から走行用前照灯で照射した場合にその反射光を照射位置から確認できるものであることなど告示で定める基準に適合するものでなければならない。
  • 自動車(被けん引自動車を除く。)には、警音器の警報音発生装置の音が、連続するものであり、かつ、音の大きさ及び音色が一定なものである警音器を備えなければならない。
  • 自動車(二輪自動車等を除く。)の空気入ゴムタイヤの接地部は滑り止めを施したものであり、滑り止めの溝は、空気入ゴムタイヤの接地部の全幅にわたり滑り止めのために施されている凹部(サイピング、プラットフォーム及びウエア・インジケータの部分を除く。)のいずれの部分においても1.6ミリメートル以上の深さを有すること。
  • 貨物の運送の用に供する普通自動車であって、車両総重量が8トン以上又は最大積載量が5トン以上のものの原動機には、自動車が時速100キロメートルを超えて走行しないよう燃料の供給を調整し、かつ、自動車の速度の制御を円滑に行うことができるものとして、告示で定める基準に適合する速度抑制装置を備えなければならない。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

<解説>

1 .正しい

停止表示器材は、夜間200メートルの距離から走行用前照灯で照射した場合にその反射光を照射位置から確認できるものであることなど告示で定める基準に適合するものでなければならない。

→道路交通法施行規則(昭和三十五年総理府令第六十号)第二章の六 停止表示器材の基準

(夜間用停止表示器材)第九条の十七(以下抜粋)

「ロ 夜間、二百メートルの距離から前照灯で照射した場合にその反射光を照射位置から容易に確認できるものであること。」

上記のように定められているため正しいです。

2 .正しい

自動車(被けん引自動車を除く。)には、警音器の警報音発生装置の音が、連続するものであり、かつ、音の大きさ及び音色が一定なものである警音器を備えなければならない。

→道路運送車両の保安基準及びその細目を定める告示(警音器)第141条 (以下抜粋)

「警音器の警報音発生装置の音色、音量等に関し、保安基準第43条第2項の告示で定める基準は、警音器の警報音発生装置の音が、連続するものであり、かつ、音の大きさ及び音色が一定なものであることとする。」と定められているため正しいです。

3 .正しい

自動車(二輪自動車等を除く。)の空気入ゴムタイヤの接地部は滑り止めを施したものであり、滑り止めの溝は、空気入ゴムタイヤの接地部の全幅にわたり滑り止めのために施されている凹部(サイピング、プラットフォーム及びウエア・インジケータの部分を除く。)のいずれの部分においても1.6ミリメートル以上の深さを有すること。

→道路運送車両の保安基準及びその細目を定める告示(走行装置)第167条二 (以下抜粋)

「接地部は滑り止めを施したものであり、滑り止めの溝(最高速度40km/h未満の自動 車、最高速度40km/h未満の自動車に牽引される被牽引自動車、大型特殊自動車及び大 型特殊自動車に牽引される被牽引自動車に備えるものを除く。)は、空気入ゴムタイヤ の接地部の全幅(ラグ型タイヤにあっては、空気入ゴムタイヤの接地部の中心線にそ れぞれ全幅の4分の1)にわたり滑り止めのために施されている凹部(サイピング、プ ラットフォーム及びウエア・インジケータの部分を除く。)のいずれの部分においても 1.6mm(二輪自動車及び側車付二輪自動車に備えるものにあっては、0.8mm)以上の深さを有すること。この場合において、滑り止めの溝の深さについての判定は、ウエア・インジケータにより判定しても差し支えない。」と定められているため正しいです。

4 .誤り

貨物の運送の用に供する普通自動車であって、車両総重量が8トン以上又は最大積載量が5トン以上のものの原動機には、自動車が時速100キロメートルを超えて走行しないよう燃料の供給を調整し、かつ、自動車の速度の制御を円滑に行うことができるものとして、告示で定める基準に適合する速度抑制装置を備えなければならない。

→道路運送車両の保安基準の細目を定める告示(原動機及び動力伝達装置)第166条2

別添1 大型貨物自動車の速度抑制装置の技術基準 1. (適用範囲)(以下抜粋)

「この技術基準は、次の自動車(最高速度が90km/h以下の自動車、緊急自動車及び被牽 引自動車を除く。)に備える速度抑制装置に適用する。

(1) 貨物の運送の用に供する普通自動車であって、車両総重量が8t以上又は最大積載量が5t以上のもの」と定められています。よって、時速90km/hを超えて走行しないようにしなければなりません。

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02

④が解答となります。

1 .停止表示器材は、夜間200メートルの距離から走行用前照灯で照射した場合にその反射光を照射位置から確認できるものであることなど告示で定める基準に適合するものでなければならない。

→正しいです。

 停止表示機材とは三角表示板のことを指します。

 何らかの原因で走行ができない状態であることを、夜間でもはっきりと

 伝えられる状態であることが必要となります。 

2 .自動車(被けん引自動車を除く。)には、警音器の警報音発生装置の音が、連続するものであり、かつ、音の大きさ及び音色が一定なものである警音器を備えなければならない。

→正しいです。

 警音器=クラクションを指します。 

3 .自動車(二輪自動車等を除く。)の空気入ゴムタイヤの接地部は滑り止めを施したものであり、滑り止めの溝は、空気入ゴムタイヤの接地部の全幅にわたり滑り止めのために施されている凹部(サイピング、プラットフォーム及びウエア・インジケータの部分を除く。)のいずれの部分においても1.6ミリメートル以上の深さを有すること。

→正しいです。

 タイヤの溝についての問題は、数字もしっかり覚えておくことがお勧めです。

 過去の問題では、この数字を変更して出題されていることもあるので、

 注意します。 

4 .貨物の運送の用に供する普通自動車であって、車両総重量が8トン以上又は最大積載量が5トン以上のものの原動機には、自動車が時速100キロメートルを超えて走行しないよう燃料の供給を調整し、かつ、自動車の速度の制御を円滑に行うことができるものとして、告示で定める基準に適合する速度抑制装置を備えなければならない。

→誤りです。

 速度抑制装置(スピードリミッター)については

 車両総重量が8t以上または最大積載量が5t以上のものには

 速度抑制装置の設置が必要です。

 これは自動車が速度90キロメートルを超えて走行をしないように燃料の

 供給を調整し、自動車の速度制御を円滑に行います。 

※本来、自動車高速道路であっても同じ車格であれば最高速度は80kmとなりますが、事故回避等の突発的な危機回避に対応するため、時速90キロまでとなっています。

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03

道路運送車両の保安基準に関して問題を見ながら解説します

選択肢1. 停止表示器材は、夜間200メートルの距離から走行用前照灯で照射した場合にその反射光を照射位置から確認できるものであることなど告示で定める基準に適合するものでなければならない。

正しいです

停止表示器材は、夜間200メートルの距離から走行用前照灯で照射した場合にその反射光を照射位置から確認できるものであることなど告示で定める基準に適合するものでなければいけません

選択肢2. 自動車(被けん引自動車を除く。)には、警音器の警報音発生装置の音が、連続するものであり、かつ、音の大きさ及び音色が一定なものである警音器を備えなければならない。

正しいです

警音器の警報音発生装置の音が、連続するものであり、かつ、音の大きさ及び音色が一定なものである警音器を備えなければいけません

選択肢3. 自動車(二輪自動車等を除く。)の空気入ゴムタイヤの接地部は滑り止めを施したものであり、滑り止めの溝は、空気入ゴムタイヤの接地部の全幅にわたり滑り止めのために施されている凹部(サイピング、プラットフォーム及びウエア・インジケータの部分を除く。)のいずれの部分においても1.6ミリメートル以上の深さを有すること。

正しいです

数字を入れ替えて出題されることもあるので、1.6ミリを覚えておきましょう

選択肢4. 貨物の運送の用に供する普通自動車であって、車両総重量が8トン以上又は最大積載量が5トン以上のものの原動機には、自動車が時速100キロメートルを超えて走行しないよう燃料の供給を調整し、かつ、自動車の速度の制御を円滑に行うことができるものとして、告示で定める基準に適合する速度抑制装置を備えなければならない。

誤りです

100キロではなく、90キロです

まとめ

道路運送車両の保安基準に関してよく認識しておきましょう

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