運行管理者(貨物)の過去問 令和2年度 第1回 貨物自動車運送事業法関係 問2
この過去問の解説 (3件)
①選任する運転手は日々雇い入れられる者、2 ヵ月以内の期間を定めて使用される者又は試みの使用期間中の者( 14 日を超えて引き続き使用されるに至った者を除く。)であってはならない。
→3か月ではなく、2カ月です
②問題文の通り。睡眠に必要な施設とは具体的にベッドや布団など一般的に休養ができる寝具一式となります。
③問題文の通りです。日々の運行や運転手の体調も考慮し適切な配置を行います。
④運行記録計(タコグラフ)が必要な車種は
車両総重量7t以上または最大積載量4t以上の普通自動車となります。
正解は以下のとおりです。
誤り
常時選任する運転者は、日々雇い入れられる者、3 ヵ月以内の期間を定めて使用される者又は試みの使用期間中の者( 14 日を超えて引き続き使用されるに至った者を除く。)であってはならない。→2か月以内の期間を定めて使用される者 (正社員でなければならない規定はありません)
正しい
休憩に必要な施設(広さに規定なし。机やテーブル、ソファーなど)整備し、及び乗務員に睡眠を与える必要がある場合にあっては睡眠に必要な施設(一人当たり2.5㎡以上の広さ。ベッドなどが置ける状態)を整備し、並びにこれらの施設を適切に管理し、及び保守しなければなりません。
正しい
交代運転手を配置すべき状況:拘束時間が16時間以上、運転時間が平均して1日9時間を超える場合、連続運転時間が4時間を超える場合
過労運転防止対策、運転手の健康状態の把握が求められます。
誤り
事業用自動車の瞬間速度、運行距離及び運行時間を運行記録計により記録しなければならない車両は、車両総重量が 8 トン以上又は最大積載量が 5 トン以上の普通自動車
→車両総重量7トン以上又は車両積載量4トン以上の普通自動車
法令に関する問題では考えてわかるものがあまり多くはありません。
つまり、必要とされる期間や最大積載量等、数値を覚えておかないとお手上げになります。
誤りです。
事業用自動車に専任する運転者は
日々雇い入れられる者、2ヶ月以内の期間を定めて使用される者又は
( 14 日を超えて引き続き使用されるに至った者を除く。)であってはならない。
2ヶ月以内の期間を定めて使用される者は対象外となります。
正しい。
事業者は休憩及び睡眠に必要な施設の整備と管理というお金のかかることをしなければなりません。
後でも出てくると思いますが
お金のかかることは事業者、お金のかからないこと(管理)は運行管理者の業務となります。
正しい。
文章のとおりです。
事業者は、運転者が長距離運転又は夜間の運転に従事する場合であって、疲労等により安全な運転を継続することができないおそれがあるときは、あらかじめ、当該運転者と交替するための運転者を配置しておかなければならない。
誤りです。
当該事業用自動車の瞬間速度、運行距離及び運行時間を運行記録計により記録しなければならない車両は、
車両総重量が 7トン以上又は最大積載量が 4トン以上の普通自動車である。
運転免許制度が変更される以前で言うところの「4トン車」以上のトラックから必要となります。
この問題で言うとするならば
休憩・睡眠に必要な施設の整備と交替運転者の配置が正しい選択肢としてわかれば
残りの2つは誤りとするという選び方もあります。
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