運行管理者(貨物)の過去問
令和2年度 第1回
道路運送車両法関係 問15
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問題
令和2年度 第1回 運行管理者試験(貨物) 道路運送車両法関係 問15 (訂正依頼・報告はこちら)
道路運送車両の保安基準及びその細目を定める告示についての次の記述のうち、誤っているものを 1 つ選びなさい。なお、解答にあたっては、各選択肢に記載されている事項以外は考慮しないものとする。
- 自動車の前面ガラス及び側面ガラス(告示で定める部分を除く。)は、フィルムが貼り付けられた場合、当該フィルムが貼り付けられた状態においても、透明であり、かつ、運転者が交通状況を確認するために必要な視野の範囲に係る部分における可視光線の透過率が 60% 以上であることが確保できるものでなければならない。
- 貨物の運送の用に供する普通自動車であって、車両総重量が 8 トン以上又は最大積載量が 5 トン以上のものの原動機には、自動車が時速 90キロメートルを超えて走行しないよう燃料の供給を調整し、かつ、自動車の速度の制抑を円滑に行うことができるものとして、告示で定める基準に適合する速度抑制装置を備えなければならない。
- 自動車の後面には、夜間にその後方 150メートルの距離から走行用前照灯で照射した場合にその反射光を照射位置から確認できる赤色の後部反射器を備えなければならない。
- 自動車は、告示で定める方法により測定した場合において、長さ(セミトレーラにあっては、連結装置中心から当該セミトレーラの後端までの水平距離)12 メートル(セミトレーラのうち告示で定めるものにあっては、13 メートル)、幅 2.5 メートル、高さ 3.8 メートルを超えてはならない。
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この過去問の解説 (3件)
01
保安基準とは運行に耐えられる装備、また他者に危害を与えないことを定めるための基準になります。
①誤りです。
窓ガラスに着色フィルムを張り付ける場合は可視光線透過率が70%以上確保できるものにしなければいけません。
②問題文の通りです。
速度抑制装置はスピードリミッターとも言います。
速度抑制装置がある車には「速度抑制装置付」という黄色で丸形のステッカーを車両の後部に貼ります。
近くを走るトラックを見てみると、見られるかもしれません。
③問題文の通りです。
4t車は後部反射器のみ、大型トラックは後部反射器と大型後部反射器を備え付けなければなりません。
④問題文の通りです。
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02
誤っているものを選択します。
(保安基準細目)
誤り
自動車の前面ガラス及び側面ガラスにフィルムを貼る際は、可視光線の透過率が 60% 以上
→70%以上でないといけません。違反検挙、車検に通らないなどに繋がります。また、長年劣化により透過率が下回ることもあります。
正しい
車両総重量が 8 トン以上又は最大積載量が 5 トン以上のものの原動機には、告示で定める基準に適合する速度抑制装置を備えなければならない。(抑制速度90㎞)
→最大総重量又は最大積載量どちらか一方の重量が超えれば、適用となります。
8トン5トンは、運行記録計と速度抑制装置セットです。
正しい
後部反射板と大型後部反射板があります。
車両総重量7t以上の車両は、両方を備えなければいけません。
正しい
自動車の構造制限の問題です。
長さ12m 幅2.5m 高さ3.8m
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03
車両の保安基準に関する問題です。
基準値を覚えておかないと微妙に違う数字が選択肢として出題されてもわからなくなります。
誤りです。
前面及び側面ガラスに貼っても良いフィルムの透過率は70%以上とされています。
正しい。
間違えた選択肢として
自動車が時速 100キロメートルを超えて走行しないよう燃料の供給を調整し、
と出題されることがあります。
正しい
後部反射器は150メートルです。200メートルではありません。
非常用信号は夜間200メートルの距離から視認されるものであること
と混同しないようにしてください。
正しい。
幅は2.5メートルです。
2.6メートルと書かれている場合もあります。
うっかり見落とさないようにしましょう。
個人的にはうっかりミスを誘発させる問題だと思います。
2.5メートル 150メートル
間違えて覚えないようにしたいものです。
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