運行管理者(貨物)の過去問
令和2年度 第1回
実務上の知識及び能力 問47
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問題
令和2年度 第1回 運行管理者試験(貨物) 実務上の知識及び能力 問47 (訂正依頼・報告はこちら)
荷主から貨物自動車運送事業者に対し、往路と復路において、それぞれ荷積みと荷下ろしを行うよう運送の依頼があった。これを受けて、運行管理者は次に示す「当日の運行計画」を立てた。
この事業用自動車の運行に関する次の設問について答えなさい。なお、解答にあたっては、「当日の運行計画」及び各選択肢に記載されている事項以外は考慮しないものとする。
「当日の運行計画」
往路
◯ A営業所を出庫し、30キロメートル離れたB地点まで平均時速30キロメートルで走行する
◯ B地点にて20分間の荷積みを行う。
◯ B地点から165キロメートル離れたC地点までの間、一部高速自動車国道を利用し、平均時速55キロメートルで走行して、C地点に12時に到着する。20分間の荷下ろし後、1時間の休憩をとる。
復路
◯ C地点にて20分間の荷積みを行い、13時40分に出発し、60キロメートル離れたD地点まで平均時速30キロメートルで走行する。D地点で20分間の休憩をとる。
○ 休憩後、D地点からE地点まで平均時速25キロメートルで走行して、E地点に18時に到着し、20分間の荷下ろしを行う。
◯ E地点から20キロメートル離れたA営業所まで平均時速30キロメートルで走行し、19時に帰庫する。
当日の全運行において、連続運転時間は「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」に照らし、違反しているか否かについて、次の選択肢の中から正しいものを 1 つ選びなさい。
この事業用自動車の運行に関する次の設問について答えなさい。なお、解答にあたっては、「当日の運行計画」及び各選択肢に記載されている事項以外は考慮しないものとする。
「当日の運行計画」
往路
◯ A営業所を出庫し、30キロメートル離れたB地点まで平均時速30キロメートルで走行する
◯ B地点にて20分間の荷積みを行う。
◯ B地点から165キロメートル離れたC地点までの間、一部高速自動車国道を利用し、平均時速55キロメートルで走行して、C地点に12時に到着する。20分間の荷下ろし後、1時間の休憩をとる。
復路
◯ C地点にて20分間の荷積みを行い、13時40分に出発し、60キロメートル離れたD地点まで平均時速30キロメートルで走行する。D地点で20分間の休憩をとる。
○ 休憩後、D地点からE地点まで平均時速25キロメートルで走行して、E地点に18時に到着し、20分間の荷下ろしを行う。
◯ E地点から20キロメートル離れたA営業所まで平均時速30キロメートルで走行し、19時に帰庫する。
当日の全運行において、連続運転時間は「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」に照らし、違反しているか否かについて、次の選択肢の中から正しいものを 1 つ選びなさい。
- 違反していない。
- 違反している。
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この過去問の解説 (3件)
01
①違反していない が解答となります。
連続運転時間については4時間以内でなければなりません。
4時間以内に30分、または4時間経過直後に30分をとることが定められています。
また、4時間以内に運転を中断する場合は10分以上で分割して取ることができます。
これに当てはめて、違反があるか見ていきます。
〈往路〉運転時間と休憩・荷積み等
A営業所 ー B地点 = 1時間
B地点 = 20分荷積み
B地点 ー C地点 = 3時間
C地点荷下ろし=20分荷下ろし
※往路には違反が見られません。
〈復路〉運転時間と休憩・荷積み等
C地点 ー D地点 = 2時間
D地点 = 20分休憩
D地点 ー E地点 =2時間
E地点 = 20分荷下ろし
E地点 ー A営業所 = 40分
※復路には違反がみられません。
上記により、往路復路ともに違反はありません。
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02
1.が解答になります。
《詳細解説》
改善基準告示4条1項5号より、「連続運転時間(1回が連続10分以上で、かつ、合計が30分以上の運転の中断をすることなく連続して運転する時間をいう。)は、4時間を超えないものとすること。」となります。
この連続運転時間に違反するかを以下の公式で計算をしてあてはめます。
【公式1】
き(距離)
は(速さ) じ(時間)
⇒はじきの公式
距離=速さ×時間
速度(速さ)=距離÷時間
時間=距離÷速度(速さ)
往路
A営業所~B地点:30km÷時速30km=1時間
B地点:運転の中断20分
B地点~C地点:165km÷時速55km=3時間
C地点:運転の中断合計1時間40分
復路
C地点~D地点:60km÷時速30km=2時間
D地点:運転の中断20分
D地点~E地点:4時間20分(C地点~E地点の合計)-(2時間(C地点~D地点)+20分(D地点)=2時間
E地点:運転の中断20分
E地点~A営業所:20km÷時速30km=40分(2/3時間)
以上から、改善基準告示には違反しないことになります。
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03
連続運転の問題は
計30分の休憩及び中断時間を取るまでに
何時間走行したか数えるのが簡単です。
正しい。
往路はA営業所からB地点まで1時間走行して20分の中断
B地点からC地点 165/55時間=330/110時間=3時間走行後C地点で荷下ろしと休憩
往路の結果は4時間の走行で中断時間40分なので違反をしていません。
復路はC地点からD地点まで60/30=2時間走行しD地点で20分休憩
D地点からE地点まで2時間の走行後20分の中断時間
ここで4時間の走行に対し40分の中断時間が取れたのでリセットされます。
そのご営業所まで20/30時間つまり40分走行してA営業所到着です
結果復路も違反をしていません。
誤りです。
4時間の走行に対し30分以上の中断時間は取れています。
地点ごとに所要時間を出せば簡単に答えは出ます。
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