運行管理者(貨物)の過去問
令和2年度 CBT
道路運送車両法関係 問12

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問題

令和2年度 CBT 運行管理者試験(貨物) 道路運送車両法関係 問12 (訂正依頼・報告はこちら)

道路運送車両の保安基準及びその細目を定める告示についての次の記述のうち、【誤っているものを1つ】選びなさい。なお、解答にあたっては、各選択肢に記載されている事項以外は考慮しないものとする。
  • 自動車の前面ガラス及び側面ガラス(告示で定める部分を除く。)は、フィルムが貼り付けられた場合、当該フィルムが貼り付けられた状態においても、透明であり、かつ、運転者が交通状況を確認するために必要な視野の範囲に係る部分における可視光線の透過率が70%以上であることが確保できるものでなければならない。
  • 貨物の運送の用に供する普通自動車であって、車両総重量が7トン以上のものの後面には、所定の後部反射器を備えるほか、反射光の色、明るさ等に関し告示で定める基準に適合する大型後部反射器を備えなければならない。
  • 自動車(法令に規定する自動車を除く。)の後面には、他の自動車が追突した場合に追突した自動車の車体前部が突入することを有効に防止することができるものとして、強度、形状等に関し告示で定める基準に適合する突入防止装置を備えなければならない。ただし、告示で定める構造の自動車にあっては、この限りでない。
  • 自動車は、告示で定める方法により測定した場合において、長さ(セミトレーラにあっては、連結装置中心から当該セミトレーラの後端までの水平距離)12メートル(セミトレーラのうち告示で定めるものにあっては、13メートル)、幅2.6メートル、高さ3.8メートルを超えてはならない。

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この過去問の解説 (3件)

01

④が解答となります。

車に対する保安基準は「安全に走行するため」に必要な決まりが様々定められています。

これらの決まりは「自分自身が安全運転をする」「事故を起こさない(被害者を出さない)」「環境への配慮」などが根本にはあります。

守るべき基準を守って、適切な運行ができるように管理することも重要となります。

1 .自動車の前面ガラス及び側面ガラス(告示で定める部分を除く。)は、フィルムが貼り付けられた場合、当該フィルムが貼り付けられた状態においても、透明であり、かつ、運転者が交通状況を確認するために必要な視野の範囲に係る部分における可視光線の透過率が70%以上であることが確保できるものでなければならない。

→正しいです。

 窓ガラスにフィルムを張る場合は取り付けた状態でも

 ・「透明」であること

 ・必要な視野の範囲に関わる可視光線透過率が70%以上

 であることが定められています。

 ※稀に窓ガラスに装飾板などを張り付けている運転者がいますが、

  これは死角が増えることになり、非常に危険な行為となります。 

2 .貨物の運送の用に供する普通自動車であって、車両総重量が7トン以上のものの後面には、所定の後部反射器を備えるほか、反射光の色、明るさ等に関し告示で定める基準に適合する大型後部反射器を備えなければならない。

→正しいです。

  ・自動車の後ろ面には「後部反射器」を備えなければなりません

   (夜間に自車の存在や幅を示すことができる設備となります)

  ・車両総重量が7t以上の車の後面には、更に「大型反射器」を備えます。

   (反射光の光は黄色、蛍光は赤色となります) 

3 .自動車(法令に規定する自動車を除く。)の後面には、他の自動車が追突した場合に追突した自動車の車体前部が突入することを有効に防止することができるものとして、強度、形状等に関し告示で定める基準に適合する突入防止装置を備えなければならない。ただし、告示で定める構造の自動車にあっては、この限りでない。

→正しいです。

 文面だけだと難しい部分がありますが、リアバンパーなどが

 これに該当します。

 

4 .自動車は、告示で定める方法により測定した場合において、長さ(セミトレーラにあっては、連結装置中心から当該セミトレーラの後端までの水平距離)12メートルセミトレーラのうち告示で定めるものにあっては、13メートル)、幅2.6メートル高さ3.8メートルを超えてはならない。

→青字部分に誤りがあります。

 自動車の告示による長さ・幅・高さは

  長さ 12mセミトレーラは13m)

  幅  2.5m

  高さ 3.8mと定められています。 

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02

誤っているものは「自動車は、告示で定める方法により測定した場合において、長さ(セミトレーラにあっては、連結装置中心から当該セミトレーラの後端までの水平距離)12メートル(セミトレーラのうち告示で定めるものにあっては、13メートル)、幅2.6メートル、高さ3.8メートルを超えてはならない。」です。

選択肢1. 自動車の前面ガラス及び側面ガラス(告示で定める部分を除く。)は、フィルムが貼り付けられた場合、当該フィルムが貼り付けられた状態においても、透明であり、かつ、運転者が交通状況を確認するために必要な視野の範囲に係る部分における可視光線の透過率が70%以上であることが確保できるものでなければならない。

透過率が70%以上必要です。適合品を張り付けてください。

選択肢2. 貨物の運送の用に供する普通自動車であって、車両総重量が7トン以上のものの後面には、所定の後部反射器を備えるほか、反射光の色、明るさ等に関し告示で定める基準に適合する大型後部反射器を備えなければならない。

総重量が7t以上になると、赤と黄色の反射板を付けねばなりません。(旧大型基準の8tではないので注意)

選択肢3. 自動車(法令に規定する自動車を除く。)の後面には、他の自動車が追突した場合に追突した自動車の車体前部が突入することを有効に防止することができるものとして、強度、形状等に関し告示で定める基準に適合する突入防止装置を備えなければならない。ただし、告示で定める構造の自動車にあっては、この限りでない。

突入防止装置とはバンパーの事です。これがないと乗用車が追突した時にトラックの背骨である鉄骨に突き刺さります。

選択肢4. 自動車は、告示で定める方法により測定した場合において、長さ(セミトレーラにあっては、連結装置中心から当該セミトレーラの後端までの水平距離)12メートル(セミトレーラのうち告示で定めるものにあっては、13メートル)、幅2.6メートル、高さ3.8メートルを超えてはならない。

車幅が2.6メートルは違法です。あなたが現在運転手であれば、よくご存じだとは思います。車幅は最大で2.5メートルまでです。

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03

明らかな間違いが1つあります。

素早く見つけ出すことができれば時間の節約にもなります。

選択肢1. 自動車の前面ガラス及び側面ガラス(告示で定める部分を除く。)は、フィルムが貼り付けられた場合、当該フィルムが貼り付けられた状態においても、透明であり、かつ、運転者が交通状況を確認するために必要な視野の範囲に係る部分における可視光線の透過率が70%以上であることが確保できるものでなければならない。

正しい。

注意するポイントは

可視光線の透過率が70%以上であることが条件であるのですが

60%以上などと数字を変えて出題されることがあります。

その場合は間違いとなります。

選択肢2. 貨物の運送の用に供する普通自動車であって、車両総重量が7トン以上のものの後面には、所定の後部反射器を備えるほか、反射光の色、明るさ等に関し告示で定める基準に適合する大型後部反射器を備えなければならない。

正しい。

記述の通りです。

選択肢3. 自動車(法令に規定する自動車を除く。)の後面には、他の自動車が追突した場合に追突した自動車の車体前部が突入することを有効に防止することができるものとして、強度、形状等に関し告示で定める基準に適合する突入防止装置を備えなければならない。ただし、告示で定める構造の自動車にあっては、この限りでない。

正しい。

後部から追突された時に自動車の潜り込みを防止するための装置を備えなければなりません。

選択肢4. 自動車は、告示で定める方法により測定した場合において、長さ(セミトレーラにあっては、連結装置中心から当該セミトレーラの後端までの水平距離)12メートル(セミトレーラのうち告示で定めるものにあっては、13メートル)、幅2.6メートル、高さ3.8メートルを超えてはならない。

誤りです。

この機会に貨物自動車の最大寸法を覚えておいて下さい。

長さ 12メートル

幅 2.5メートル

高さ 3.8メートル

特別な認可を取っていない限り上記の寸法が最大値となります。

特に幅を2.6メートルと誤った数値にしていることが多いので最初にチェックして下さい。

まとめ

貨物自動車の最大寸法は空で言えるようにして下さい。

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