運行管理者(貨物)の過去問
令和4年度 CBT
道路交通法関係 問16

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問題

令和4年度 CBT 運行管理者試験(貨物) 道路交通法関係 問16 (訂正依頼・報告はこちら)

道路交通法に定める法定速度についての次の記述のうち、【誤っているものを1つ】選びなさい。なお、解答にあたっては、各選択肢に記載されている事項以外は考慮しないものとする。
  • 自動車は、道路標識等によりその最高速度が指定されている道路においてはその最高速度を、高速自動車国道の本線車道(往復の方向にする通行が行われている本線車道で、本線車線が道路の構造上往復の方向別に分離されていないものを除く。)並びにこれに接する加速車線及び減速車線以外の道路においては60キロメートル毎時をこえる速度で進行してはならない。
  • 貨物自動車(車両総重量12,000キログラム、最大積載量8,000キログラムであって乗車定員3名)の最高速度は、道路標識等により最高速度が指定されていない高速自動車国道の本線車道(政令で定めるものを除く。)においては、100キロメートル毎時である。
  • 貨物自動車運送事業の用に供する車両総重量が4,995キログラムの自動車が、故障した車両総重量1,500キログラムの普通自動車をロープでけん引する場合の最高速度は、道路標識等により最高速度が指定されていない一般道路においては、40キロメートル毎時である。
  • 貨物自動車は、高速自動車国道の往復の方向にする通行が行われている本線車道で、道路の構造上往復の方向別に分離されている本線車道においては、道路標識等により自動車の最低速度が指定されている区間にあってはその最低速度に、その他の区間にあっては、50キロメートル毎時の最低速度に達しない速度で進行してはならない。

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この過去問の解説 (3件)

01

道路交通法に定める法定速度についての問題ですね。

高速道路の速度についてよく問題がでるので、覚えておきましょう。

選択肢1. 自動車は、道路標識等によりその最高速度が指定されている道路においてはその最高速度を、高速自動車国道の本線車道(往復の方向にする通行が行われている本線車道で、本線車線が道路の構造上往復の方向別に分離されていないものを除く。)並びにこれに接する加速車線及び減速車線以外の道路においては60キロメートル毎時をこえる速度で進行してはならない。

この選択肢は正しいです。

高速道路出口でよく警察がおられ、よく捕まっていますね。

高速道路降り口では、速度指定がされているので注意が必要なのですよ。

そして、これに接する加速車線及び減速車線以外の道路においては60キロメートル毎時をこえる速度で進行してはならないですね。

 

選択肢2. 貨物自動車(車両総重量12,000キログラム、最大積載量8,000キログラムであって乗車定員3名)の最高速度は、道路標識等により最高速度が指定されていない高速自動車国道の本線車道(政令で定めるものを除く。)においては、100キロメートル毎時である。

この選択肢は誤りです。

時速80kmが正解です。

トラックによっては、90kmで速度抑制装置が作動して、速度を抑えるものもあります。

選択肢3. 貨物自動車運送事業の用に供する車両総重量が4,995キログラムの自動車が、故障した車両総重量1,500キログラムの普通自動車をロープでけん引する場合の最高速度は、道路標識等により最高速度が指定されていない一般道路においては、40キロメートル毎時である。

この選択肢は正しいです。

普通自動車をロープでけん引する場合の最高速度は、道路標識等により最高速度が指定されていない一般道路においては、40キロメートル毎時であるからですね。

選択肢4. 貨物自動車は、高速自動車国道の往復の方向にする通行が行われている本線車道で、道路の構造上往復の方向別に分離されている本線車道においては、道路標識等により自動車の最低速度が指定されている区間にあってはその最低速度に、その他の区間にあっては、50キロメートル毎時の最低速度に達しない速度で進行してはならない。

この選択肢は、正しいです。

高速道路で道路標識で指定されている速度や、50キロメートル毎時の最低速度に達しない速度で進行していると、後ろからきた車と衝突したりします。

危険です。

まとめ

高速道路についての問題はよく出るので、確認しておきましょう。

参考になった数36

02

道路交通法の法定速度の問題です。最高速度の規定について問われることが多いですが、高速道路は最低速度について問われることがあります。

選択肢1. 自動車は、道路標識等によりその最高速度が指定されている道路においてはその最高速度を、高速自動車国道の本線車道(往復の方向にする通行が行われている本線車道で、本線車線が道路の構造上往復の方向別に分離されていないものを除く。)並びにこれに接する加速車線及び減速車線以外の道路においては60キロメートル毎時をこえる速度で進行してはならない。

正解です。

 

自動車の最高速度は60km/hと定められています。

選択肢2. 貨物自動車(車両総重量12,000キログラム、最大積載量8,000キログラムであって乗車定員3名)の最高速度は、道路標識等により最高速度が指定されていない高速自動車国道の本線車道(政令で定めるものを除く。)においては、100キロメートル毎時である。

誤りです。

 

大型トラックや中型トラック(車両総重量8t以上、最大積載量5t以上)、トレーラなどは最高速度が80km/hと定められています。

選択肢3. 貨物自動車運送事業の用に供する車両総重量が4,995キログラムの自動車が、故障した車両総重量1,500キログラムの普通自動車をロープでけん引する場合の最高速度は、道路標識等により最高速度が指定されていない一般道路においては、40キロメートル毎時である。

正解です。

 

車両総重量が2,000kg以下の車両を、その車両の車両総重量の三倍以上の車両総重量の自動車でけん引する場合は40km/hと定められています。本選択肢の場合、4,995kg>1,500kg×3倍ですので該当します。

選択肢4. 貨物自動車は、高速自動車国道の往復の方向にする通行が行われている本線車道で、道路の構造上往復の方向別に分離されている本線車道においては、道路標識等により自動車の最低速度が指定されている区間にあってはその最低速度に、その他の区間にあっては、50キロメートル毎時の最低速度に達しない速度で進行してはならない。

正解です。

 

高速道路の最低速度は50km/hです。ただし、道路標識等で指定されている場合はその最低速度に従う必要があります。

まとめ

他にも緊急車両の最高速度は80km/hという規定があります。なお、一般道の最低速度の規定はありません。

参考になった数7

03

道路交通法、または同施行令などで規定されている最高速度に関する問題です。

選択肢1. 自動車は、道路標識等によりその最高速度が指定されている道路においてはその最高速度を、高速自動車国道の本線車道(往復の方向にする通行が行われている本線車道で、本線車線が道路の構造上往復の方向別に分離されていないものを除く。)並びにこれに接する加速車線及び減速車線以外の道路においては60キロメートル毎時をこえる速度で進行してはならない。

一般道路における、いわゆる法定速度に関する問題です。道路標識等での指定の最高速度であればその速度、表示がなければ一般道路の法定速度は時速60kmですので、この選択肢は正解です。

選択肢2. 貨物自動車(車両総重量12,000キログラム、最大積載量8,000キログラムであって乗車定員3名)の最高速度は、道路標識等により最高速度が指定されていない高速自動車国道の本線車道(政令で定めるものを除く。)においては、100キロメートル毎時である。

この貨物自動車は大型貨物自動車です。大型貨物自動車の最高速度は時速80kmです。そのため、この選択肢は誤りです。

選択肢3. 貨物自動車運送事業の用に供する車両総重量が4,995キログラムの自動車が、故障した車両総重量1,500キログラムの普通自動車をロープでけん引する場合の最高速度は、道路標識等により最高速度が指定されていない一般道路においては、40キロメートル毎時である。

被牽引車(故障した車両)が車両総重量2,000kg以下で牽引車の車両総重量が被牽引車の車両総重量の3倍以上であれば道路標識等での最高速度の指定がなければ時速40kmが法定速度となります。また、上記の条件に当てはまらない牽引での法定速度は時速30kmです。この問題文では被牽引車は車両総重量2,000kg以下で車両総重量が牽引車が3倍以上となるので、法定速度が40kmとなり、適切です。

選択肢4. 貨物自動車は、高速自動車国道の往復の方向にする通行が行われている本線車道で、道路の構造上往復の方向別に分離されている本線車道においては、道路標識等により自動車の最低速度が指定されている区間にあってはその最低速度に、その他の区間にあっては、50キロメートル毎時の最低速度に達しない速度で進行してはならない。

高速道路における最低速度は道路標識等での指定があればその指定の速度、特に指定がなければ時速50kmが最低速度とされています。そのため、この選択肢は適切です。

まとめ

高速道路においては車両の種類によって最高速度が変わるため、注意して抑えておきましょう。

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